16畳のLDKにⅡ型のアイランドキッチンを造作。コンパクトでも、夫婦ふたりの作業がラク
食洗機から食器を片づけるときも超ラク!
また、通路幅を広くとることで、食洗機で洗った食器を棚の中に片づける際にもメリットが。食洗機のカゴと棚を目いっぱい広げても干渉せず、片づけのストレスも減っています。 冷蔵庫は壁側のカウンターの隣に配置。回遊できる幅の広い通路に面していることで、キッチンが立て込んでいるときでも、冷蔵庫にアクセスしやすいです。 また、食材宅配サービスで届いた大きな箱を、広い通路や壁側のカウンターに置いてから冷蔵庫に移すこともできます。これは想像していなかったメリットでした。
アイランド部分は、ダイニング側にも収納を造作
アイランドキッチン本体にも工夫をしました。キッチン側にも、ダイニング側にも面しているものなので、両側に収納の機能をもたせたのです。奥行きは900mmに。しかし、幅は1800mmに抑えることで、左右に回遊しやすいスペースを確保しました。 ダイニング側には、ディスプレイ用の「見せる収納」と「扉つきの収納」を設けています。しかし、こちらはやんちゃ盛りの1歳児の手が届くため、あまり活用はできていません。現在は妻が手芸用の毛糸などをしまっています。
シンク下はゴミ箱置き場に。その奥にも工夫が…
キッチン側には、シンクの下にゴミ箱を隠せるスペースをつくっています。料理の際に出た生ゴミなどを捨てるときに便利です。 写真は、ゴミ箱を置いているシンク下のスペースです。奥の壁は簡単に取り外せるようになっています。メンテナンスのしやすさを意識したからです。 シンク下の壁を外せば、配管へアクセスできるようにしています。ビルトインの浄水器を設置しているので、カートリッジの交換もしやすいです。
木製の天板の塗装はもう少し検討すればよかった
造作で2型のアイランドキッチンにすることで、小さな家でも夫婦ふたりがキッチンに立っても、余裕のキッチンになりました。使い勝手もよく満足しています。 ただ、アイランド側の木製の天板は、オイル系の塗料を塗っているとはいえ、水を使うときに気を使います。とはいうものの、LDKの雰囲気に合わせたいと思った筆者には、ステンレスという選択肢はありませんでした。 木の風合いは残しつつ、もっとガシガシ使えるようにするために、強力な撥水効果を発揮する、ガラスやセラミック系の塗料も、検討すべきたったのかもしれません。
山川さわお