【蒲郡ボート・PGⅠクイーンズクライマックス】女傑・平山智加が外枠克服
蒲郡ボートのプレミアムGⅠ「第13回クイーンズクライマックス」は30日、第11、12Rのトライアル3回戦でファイナル入りを争う。 優勝戦の好枠取りへ勝負に徹する。平山はトライアル2回戦11Rを4コースから2着。1回戦の3着に続く舟券絡みで、事故や減点によるライバルの後退もあり得点率3位へと浮上した。 「1周2マークは(渡辺を)先マイさせてはいけなかったです。それに差すならもっと(平高)奈菜を張って差さないと。スピードのない差しになってしまいました」 1周1マークで鋭くブイ際を差し込み、BSは3コースからまくり差した香川支部の後輩・平高と先頭争いへ。続く2マークは巻き返してきた渡辺を先に行かせて差し返しを狙ったが、それが届かずレースミスを猛省する。それでも「1マークは完璧でした」と、生命線の回り足は完調宣言が出た。 TR3回戦12Rは枠番抽選の結果、5号艇。無事故完走で優出は当確だが「勝負なので前ヅケもゼロではないですし、行くなら展示から行くつもりです」。2013年の第2回(芦屋)以来のティアラ戴冠へ向け、優勝戦好枠を狙っての上位着奪取へ策を練る。1号艇には女子初のSG覇者・遠藤が控えるが、女子でSGドリーム戦の1号艇を〝自力〟でつかみ逃げ切ったのは平山のみ(2016年の福岡ダービー)。讃岐の女傑が総力戦で外枠克服に挑む。(小出大輔)