はやぶさ2の観測状況 JAXA会見(全文1)着陸計画を変更、来年1月以降に
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、記者会見を行い、小惑星探査機「はやぶさ2」による小惑星「リュウグウ」の観測状況について説明した。 10月3日、JAXAは小型探査ロボ「マスコット」の分離に成功。10月中旬および下旬には、はやぶさ2自身のタッチダウン(着地)のリハーサルを予定する。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードはYouTubeのTHE PAGEチャンネル上の「はやぶさ2から投下「マスコット」の状況は? JAXAが会見(2018年10月11日)」に対応しております。
「はやぶさ2」の運用状況について
司会:本日はお集まりいただきありがとうございます。定刻になりましたので小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会を開催いたします。本日は10月第1回目の記者説明会となります。まず初めに登壇者の紹介をいたします。JAXA宇宙科学研究所【「はやぶさ」 00:00:51】プロジェクトチーム、JAXA宇宙科学研究所、研究総主幹の久保田孝。「はやぶさ2」プロジェクトチーム、プロジェクトマネージャの津田雄一。「はやぶさ2」プロジェクトチーム、ミッションマネージャの吉川真の3名でございます。私は本日司会進行を担当いたします、広報部報道メディア課の永松です。よろしくお願いいたします。 それでは登壇者より小惑星探査機「はやぶさ2」の運用状況についてご説明を行います。それでは吉川先生、お願いいたします。 吉川:本日もお忙しいところおいでいただきましてどうもありがとうございました。では早速、今日の資料に基づいてご説明したいと思います。まず1ページ目をめくっていただきまして、今日の内容なんですが大きく2つありまして、1つはこの前やりましたMASCOT分離運用ですね。ご報告をいたします。もう1つ、少し大きな話題なんですが、タッチダウンに向けたリハーサルと方針と書いてありますけれども、タッチダウンですね。予定を変更するということで、それについて詳しくご説明したいと思います。 次は目次ですので省略しまして、4ページ目、5ページ目、これはいつも出しているものですのでこれも省略いたします。6ページ目です。現状は9月30日から10月4日にかけてMASCOTの分離運用を行いまして、10月3日にMASCOTの分離は成功しました。その後、MASCOTは約17時間動作をしまして、搭載されている4つの機器でデータを取って、それを「はやぶさ2」を経由して無事データが取れたということで、今ヨーロッパ、特にドイツ、フランス側ではデータの解析をしている、そういう状況です。またあとでお願いいたします。 あと次はリハーサルの2回目という、一応名前はTD1-R1-Aというのに名付けてありますけれども、これを今週末、10月の14日、15日と、来週の頭にかけて行うということになります。