【 釣り人の“夢”・理想の船 】ヤマハ 最上位 フィッシング ボート「YFR330」試乗。持っていることが、ステータス、こんな 快適な“釣り船”は 初めてだった!
ヤマハのフィッシングボート「YFR330」
今回、「日本ボート・オブ・ザ・イヤー(BOTY)」の2024年モデル試乗会で、ヤマハ発動機製フィッシングボートのフラッグシップモデル「YFR330」に試乗することになった。 「YFR330」はヤマハのテクノロジーを集結させたフィッシングボートの最上位機種だ。 他のプレジャーボートと大きく違う点は、「釣り」のための装備が充実していること。
大人数での釣行に対応できる、定員は10名
この船の特徴のひとつは、「大人数での釣行に対応できる」ようになっている。 船の後部から前部に移動する際も、段差のない“フルウォークアラウンドデッキ”を採用し、安全に移動ができる。片舷6名分の釣座を確保しているので、船の“どこでも釣れる”配慮が嬉しい。 「YFR330」には、スタンダードとAパッケージの2つのグレードが用意されており、違いは装備品だけである。 今回、このボートに試乗してきたので、製品の特徴と共に感想を述べたい。
初心者でも簡単に操船できる「ヘルムマスターEX」を採用
「ヘルムマスターEX」は、操船をより簡単に補助してくれる。 具体的には、オートパイロット機能によるコース維持、方位維持、ジョイスティックによる操船などを可能にしたボート制御システム。 「ヘルムマスターEX」は、ボタンや多機能ディスプレイをタップすれば、風潮流れなどを自動的に調整して、操船をサポートしてくれる。 また、釣り場に到着したらGPSと連動した「フィッシュポイント」機能により、船体が前後に微調整を行い、その場で停止してくれるなど、ビギナーでも簡単に操船ができるようになっている。
新設計の船体
船外機のパワー支えるために、ハル形状を新しくした。 ヤマハ独自のW.T.B.(ウェーブ・スラスター・ブレード)とスクエアバウ&ワイドフレアにより、走航時における波しぶきや細かな飛沫などがデッキへ上がって来ないようになっている。 従来の船体と比べ、静止安定が45%向上、前後Gが18%低減、上下Gが44%低減と、走行時だけでなく、停止時の“風流れ抑止性能”を実現している。
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