シロティ、ヨシオクボ、ブローダー。至高の“白Tシャツ”をデザイナー自ら熱弁!
たかが白T、されど白T。そのシンプルな一枚には、作り手のこだわりと個性が最も強く表れる。 ▶︎すべての写真を見る 素材、シルエット、フィット感、そのどれもが唯一無二。デザイナーが「最高傑作!」と太鼓判を押す、至高の白Tをご覧あれ。
「シロティ」 デニムとの相性を突き詰めた初のオリジナルです
「ショップオープン7周年を記念して初のオリジナルを製作しました。それが、“デニムのための白T”です。 目指したのはデニムとの相性はもちろん、ヴィンテージに負けない風合い、10年後も着られる普遍的なシルエット、そしてデニムのように着込むほどに馴染むという“育てる楽しみ”。
良質な米綿100%による太番手の糸を通常の約2倍使い、吊り編み機で編み立てたオリジナル生地やパキッとしすぎないニュアンスのある白の色みなど、こだわりを語り出すとキリがありません(笑)。 僕の白Tに対する偏愛と経験のすべてを詰め込んだ集大成となっていますので、ぜひ手に取ってみてください!」(夏目拓也さん)。
「ヨシオクボ」 “バイアスカット”で得る無地でも豊かな表情
「生地を斜め45度に傾けて使ったボディが特徴です。“バイアスカット”というその手法により、伸縮性が増すことで身体へのストレスが抑えられたり、滑らかなドレープが出るので、従来とは異なる着心地と表情が楽しめます。 また、裾は4cmほど幅のあるヘムにして重みを加えることで、下に向かってストンと落ちる美しいシルエットが堪能できます。付属の羽根ブローチは、胸元のほか、自分の好きなところに取り付けてアレンジを!」(久保嘉男さん)。
「ブローダー」 スーツから着想を得た正装的シルエットとフィット感
「僕のなかでのオーセンティックなシルエットを体現したTシャツ。英国スーツのように体のラインを出しすぎない正装的なシルエットと、イタリアスーツのような立体的なフィット感をイメージして作りました。 実際に着ると、品のある佇まいながらも、生地と体の間に生まれる心地良い“空間”を感じてもらえると思います。 また、ピュアホワイトでなく、ナチュラルな白を選んだことで、さまざまな色みの服に馴染むのも特徴。ミディアムウェイトなのでインナーにも一枚使いにも、年間通して使える作りとなっています」(永原太蔵さん)。 品田健人=写真 星 光彦=スタイリング 黒澤卓也=編集・文
OCEANS編集部