ヤクルト・長岡秀樹が両リーグ最多得票でベストナイン 球団遊撃手では池山隆寛以来31年ぶり2人目
名誉ある称号をさらなる進化の原動力とする。ヤクルト・長岡秀樹内野手(23)が25日、両リーグを通じて最多得票となる274票を集めて、セ・リーグの遊撃手部門でベストナインを初受賞。球団を通じて「とてもうれしく思います。この賞に恥じないプレーをし、連続して獲得できるように頑張りたい」と決意を新たにした。 千葉・八千代松陰高から2020年にドラフト5位で入団した左打者。遊撃のレギュラーに定着して3年目となる今季は打撃が開花し、初めて全143試合に先発した。163安打を放ち、自身初の打撃タイトルとなる最多安打を獲得。遊撃手部門でのベストナイン選出は、球団では1993年の池山隆寛(現2軍監督)以来、31年ぶり2人目だ。〝ミスタースワローズ〟の称号である「背番号1」をつけたチームの顔に続き、球団史に名を刻んだ。 6年目の来季へ、成長したい点は「全部」と言い切り、「明確にこうなりたいという理想像がある。それに向けて取り組む」と話している。向上心が尽きない23歳が、成長曲線を描き、チームの中心となる。(武田千怜)