安倍なつみ40歳の誕生日ファン祝福 仕事では初の吹替えに挑戦も
「だからこそ、人生って面白いな」
ちょうどモーニング娘。を卒業して10年という節目となる年にリリースしたアルバム「光へ -classical & crossover-」は第56回日本レコード大賞・企画賞に輝いた。歌手としてポップスとクラシックの橋渡しをするクラシカル・クロスオーバーの世界に挑んだ意欲作だ。当時筆者のインタビューに安倍は「歌に対する意識が変わってきたんです。ずっとポップスでダンスナンバーで歌って踊ってきたのですが、お芝居しながら歌に感情をのせて表現するというところで変わってきたんですね」と話していた。また、モーニング娘。誕生のきっかけとなったオーディションを受けた15歳のときは、当然ながら将来クラシックを歌うなんて夢にも思わなかったといい「だからこそ、人生って面白いなって」と楽しそうに笑っていた。 アイドルとしてヴォーカリストとして、そしてミュージカルで…さまざまな場所で積み重ねてきた体験が都度新しいことに役立ち原動力となる人生。果たしてどんな40代を送るのだろうか。さらなる活躍が期待される。 (写真と文・志和浩司) ■安倍なつみ(あべ・なつみ) 1981年北海道室蘭市出身。 1997年、テレビ東京のオーディション番組「ASAYAN」内の企画「シャ乱Q女性ロックボーカリストオーディション」で最終候補まで残ったことがきっかけとなり中澤裕子、石黒彩、飯田圭織、福田明日香とともに「モーニング娘。」の第一期メンバーとなる。翌年1月シングル「モーニングコーヒー」でメジャーデビュー。やがてグループは“国民的”と言われるまでの人気グループに成長していく。 2004年「モーニング娘。」を卒業後は音楽活動を中心としてミュージカル、テレビ、ラジオなど幅広く活動。2014年10月にリリースしたアルバム「光へ -classical & crossover-」は第56回日本レコード大賞・企画賞に輝いた。 舞台でも「トゥーランドット」、「三文オペラ」、「リトルショップ・オブ・ホラーズ」、「ドラキュラ」をはじめ多くの作品に出演し女優としても高い評価を受ける。 プライベートでは2015年12月に俳優の山崎育三郎と結婚。現在2児の母として子育て中。