鈴木保奈美、東京ラブストーリーから30年 役者としての活躍に注目
石橋貴明(59)と鈴木保奈美(54)の離婚は発表のあった16日から芸能ニュースを賑わせている。今後は芸能事務所アライバルの社長と所属俳優として新たなパートナーシップを築いていくとのことだ。アライバルは石橋が社長を務め2人揃って所属する事務所だが、鈴木は離婚後も変わらず同事務所所属として仕事をしていくことになる。子育てが一段落しての離婚とのことだが今後は役者としての活躍により注目が集まりそうだ。
世界でもっともリメイクされた映画日本版で光る演技
専業主婦から10年ほどのブランクを経て2008年に芸能活動を再開、11年にはNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」で女優復帰した鈴木。近年も織田裕二と27年ぶりの共演で話題になった連続ドラマ「SUITS/スーツ」(フジテレビ系)をはじめ「35歳の少女」(日本テレビ系)、「ひきこもり先生」(NHK総合)など出演作が途絶えず活躍が目立つ。今年1月に公開された映画「おとなの事情 スマホをのぞいたら」(光野道夫監督)は、ベースとなるのがイタリアのアカデミー賞といわれるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の作品賞と脚本賞に輝いた「おとなの事情」(パオロ・ジェノヴェーゼ監督)で世界でもっともリメイクされているという作品の日本版だが、豪華なキャストたちの中で鈴木の好演も光っていたという。 「スマホに届くメールや電話の内容をみんなが集まる場所でさらし合い意外な秘密が暴露されていく大人のコメディですが、日本版は岡田惠和さんが脚本を手がけています。食事会を舞台にしたワンシチュエーションコメディで、登場人物の微妙な立場や心理をどこまで表現できるかキャストの演技が大きな見どころであり重要なポイントです。東山紀之さん、常盤貴子さん、益岡徹さん、田口浩正さん、木南晴夏さん、淵上泰史さんらそうそうたるキャストが並ぶなか鈴木さんは益岡さん演じる美容外科医の妻で売れっ子精神科医という役どころですが、安定感のある芝居と存在感で実力を発揮していました」(映画情報メディア30代女性編集者) 1991年に赤名リカ役でヒロインを好演した「東京ラブストーリー」(フジテレビ系)は鈴木の名を一躍高めた出世作だが、あれから30年が過ぎた。これからどのような演技を見せてくれるか。 (文・志和浩司) 【アライバル】 アライバルは1994年にオフィスAtoZから独立したとんねるずの芸能事務所として設立された経緯があり石橋が代表取締役社長を相方・木梨憲武が取締役副社長を務めていた。鈴木は1998年に石橋と結婚した時から芸能活動をやめて育児に専念したが娘たちがみな小学生になったことを機に2008年12月からアライバル所属として芸能活動を再開した。ちなみに木梨は2018年に副社長辞任後、しばらく所属を続けた後にタレントとしての籍をコッカへ移した。コッカは木梨の妻・安田成美が所属する事務所として設立されかねてより木梨が社長を務めていた。