ほったらかしでも「貯まる」コツ4つ。お金の不安から解放される仕組み
●銀行口座の残高
銀行の普通預金、定期預金、積立預金などの残高をチェック。普段使っていない口座や財形貯蓄も忘れずに。
●保険の解約返戻金
貯蓄型保険の解約時に戻ってくるお金「解約返戻金」は資産です。現時点で解約した場合の返戻金を確認。
●投資の評価額
NISA、iDeCo、企業型DC、証券会社の特定口座などの投資商品(投資信託や株式)の現時点での評価額。
●負債額
住宅ローン、自動車ローン、奨学金、クレジットカードのリボ払いなどの借入残高、保険からの借入残高など。
STEP2 必要貯蓄額を計算する
次にいくら貯める必要があるのか? を計算します。まずは住宅資金、教育資金、老後資金。この人生における「三大支出」は、金額が大きいので、時間をかけて貯める必要があります。下記を参考にして必要貯蓄額の目安を立てましょう。 さらに固定資産税、自動車税、車検代、家電の買い替え費、誕生日などの家族イベント代といった、年に1~2回や数年に1回必要になる「特別支出」も必要な時期に備えて貯めておきます。月収内では賄いきれないため、三大支出の貯蓄を取り崩す原因に。リスト化し、予算立てしておきましょう。
●住宅資金
住宅ローンを利用する場合は、初期費用として購入したい物件価格の1~3割。
●教育資金
大学4年間でかかる費用は国公立大学で500万円、私立文系で700万円、私立理系で800万円程度(奨学金を利用しない場合)。
●老後資金
公的年金ではたりない生活費×生きている期間分(65歳定年で90歳まで生きると想定すると25年間)。
STEP3 変動費=使えるお金を知る
赤字を生まないためには、毎月の変動費を予算内に収めることが重要。変動費とは、住宅ローンや家賃、水道光熱費、保険料、通信費などの毎月ほぼ決まった支出ではなく、食費、日用品費、レジャー費など日々の生活で使うお金のこと。 毎月の手取り月収から、固定費、STEP2で算出した貯蓄額を引いた額が、「いくら使えるのか?」という変動費の上限額。なににいくら使ったかは関係なく、赤字にさえならなければOK。右の方法などを参考にし、予算内に収めるようにやりくりすれば、使いすぎて、貯蓄分を取り崩してしまうということもありません。