「不倫」と「浮気」の違いとは? 慰謝料がもらえるかどうかの判断もチェック!【弁護士監修】
4.すぐに家を出てしまうのは早計 不倫が発覚したら、一緒にいるのが辛くなり、家を出てしまいたくなることもあるはず。しかし、すぐに家を出てしまうと、後で不利になる可能性がある。例えば、浮気の証拠を集めにくくなったり、別居後の不貞行為は、慰謝料請求の対象にならない場合も。まずは弁護士などの専門家に相談しながら、慎重な判断をするべき。
浮気・不倫のない円満な関係を築くヒント
弁護士として多くの不倫問題を見てきた経験から、不倫をする人にはある程度共通する傾向があるそう。必ずしも全てのケースに当てはまるとはいえないものの、一般的に以下のことが言えるそう。
不倫をする人の傾向 「これまで多くの浮気や不倫に関するご相談を受けてきた経験から、当事者の視点に立ったお話になりますが、20~30代の比較的若いうちは、単純に遊びたいという気持ちが動機となり、とくに時間の都合がつきやすい職業の場合、不倫に走りやすい印象があります。40代以降になると、子育てが一段落し、時間やお金の余裕が出てくると、刺激を求めて不倫に発展してしまうケースが多いように感じます」
不倫に発展する夫婦の特徴 不倫に発展する夫婦には、共通して見られる特徴も。 コミュニケーション不足:夫婦のコミュニケーション不足は、不倫に繋がる大きな要因に。「夫婦間で十分な会話ができていなかったり、一緒に食事をしたり、家族で出かける時間が少なかったりと、夫婦仲が良くないことが多いです」。結婚生活を円満に続けるためには、お互いに話し合い、共通の友人を作ったり、家族で過ごす時間を大切にすることが重要に。 夫婦関係のマンネリ化:また、また、夫婦間の仲は普通だとしても、外に刺激を求めてという不倫に走ることも多いそう。「子供の誕生などによって、夫婦の関係が以前のようではなくなり、外に刺激を求めるようになるケースも少なくありません」。
法律違反&慰謝料の対象になるかどうかの判断と注意点
慰謝料の対象になるのは「肉体関係があった」場合 基本的に、慰謝料の対象になるのは婚姻関係で肉体関係があった場合。直接的な性的行為の証拠がなくても、周囲の状況証拠から推認されることも多く、“ホテルに二人で入り、数時間滞在した”、“手をつなぎながら相手方の家に二人で入って、一晩中一緒にいた”といった流れを押さえられれば、不貞行為が推認できるという判断に。