保育士10年目だけど、昇給は「2万円」! 保育士の給与は“上がりにくい”の? 民間企業との比較や退職理由も解説
人手不足が続いている
保育士は人手不足が常態化している職種でもあります。2022年10月時点の有効求人倍率は2.49倍と、全職種の平均1.35倍を大きく上回っています。人手不足から、給与が低いなど不満があっても簡単には辞められない環境にあると言えそうです。 一方で、厚生労働省は保育士の処遇改善に向けた取り組みを進めています。「処遇改善加算」という手当を支給し、保育士の給与アップを後押ししているのです。経験年数に応じて手当が加算されるなど、きめ細かい支援により今後の保育士の職場環境が整うことが期待されています。
まとめ
保育士の給料は全職種の中で低い水準にあり、長く勤めても給与が大きく上がらないという現状にあります。人手不足により辞めづらい環境にあるものの、一方では、国を挙げた処遇改善の取り組みが進められています。今後のさらなる改善に期待しましょう。 出典 厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 東京都福祉局 「令和4年度東京都保育士実態調査結果(報告書)」 こども家庭庁 保育士の有効求人倍率の推移(全国) 執筆者:渡邉志帆 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部