明日発表!「日本カー・オブ・ザ・イヤー」が選ばれる前に、ノミネートされた10台を改めて振り返りましょう
MINI クーパー
MINIだけどミニじゃない、と言われたのはBMW MINIになってからのことですが、そんなことを今さら口に出すような人もいなくなるほどに、BMW MINIは歴史を重ねて、もはやオールドミニより馴染みのある人が多くなった感があります。個人的に選ぶなら断然3ドア。サイドから見たバランスは、3ドアのほうが美しいのです。インテリアも、ここまでオリジナルを再解釈してデザインされていると、むしろ潔くて「よくやった」と賛辞を贈りたい。何を隠そう、オールドミニのオーナーだった私がそう思うのですから間違いありません。 さらに突っ込んだ話をすると、BEVを個人的には推します。たしか2010年頃に試乗した「MINI E」は、実証実験用だったと記憶していますが、お台場近辺を試乗したのでした。その時に感じたのは、試作車の粗さ。奇しくも同じステージで最新のBEV版MINI COOPERを試乗したのですが、全く別物でゴーカートフィーリングを楽しめたのでした。このあたり、最近試乗したBMW「i5 M60」でも思ったのですが、極めてガソリン車に近い感覚の再現力には感心させられます。MINI COOPERを愛する人は、その走り味も含めて──というか、そのフィーリングに魅せられている人がほとんど。ファンを裏切らないのがMINI、ですよね。
トヨタ ランドクルーザー250
さて、ここからは運転したことがないので、あくまでも走っている姿を見ての感想であることをご了承ください。 丸目と角目の2パターンで発表されたのには、デザイナーの強い意志ではなく製品として消費者を取りこぼさないという企業の強い意志を感じ取れました。AE86だって「レビン」と「トレノ」というヘッドライトの異なる2台を同時に販売していたトヨタですから、この手法はなにも新しいものではなく、トヨタとしては常套手段といっていいでしょう。AMWでも読者アンケートでどちらのフェイスが好きかを調査しましたが、発表当時は丸目の方が若干ながら人気が高かったですね。ただし、街中を走る姿を見るようになると、その意見も変わってくるでしょうから、今後、どっちに人気が集まるのか注目しておきたいと思います。