ジメジメ梅雨を快適に過ごしたいなら「まず片づける」?玄関、キッチン、洗濯物…今の時期に共通して取り入れたい<工夫>とは
◆「キッチン」「バスルーム」 その次に目を向けたいのがキッチンです。食品を扱う所なので、衛生的にも気を付けたい場所ではあります。 その意味で、まず確認したいのは食品をストックしてある場所です。 ぎゅうぎゅうに詰め込まれていませんか? 賞味期限切れになったものが混じっていませんか? 期限が近いものは手前の方に置くなどして、なるべく早く食べ切るようにしましょう。粉ものは開封後、常温で保存しているとダニが入り込む場合があるそう。ですので、密閉したうえで冷蔵庫保存、がオススメです。 また、時々引き出しの収納を開け、意識的に空気の入れ替えを。ちなみに衣服を収納したクローゼットなどでも、空気の入れ替えはまめに行いましょう。 そしてバスルーム。 ただでさえカビが生えやすいところですから、特にこの時期は置くものを最小限に。 使っていないシャンプーやボディーソープが置いたままになっていませんか? 放置しておくと、ボトルの底にいやなヌメリもつくし、掃除も面倒になります。不要なものは、やはりこの機会に処分を!
◆忘れてはいけない「本棚」 最後に、場所ではありませんが、この時期に確認しておきたいのが本棚です。 びっしりと本や雑誌がおさめられていませんか? しばらく手に取ってない本ばかりで、いつの間にかカビや虫食いが…というお宅もあるのではないでしょうか。 紙でできた本も湿気を含みやすく、この時期にはトラブルのもとになりがち。やはり不要な本がないかをチェックし、処分したり、古本屋さんなどに買い取ってもらうのもよいでしょう。 また、手放さないまでも、本を棚から一度出して入れ直すだけでも、空気の入れ替えになるのでこちらもぜひ。
◆梅雨を快適に過ごすカギは「片づけ」にアリ 場所についてのアドバイスは、ざっくりと以上になります。 最後に、梅雨時の典型的な困りごとと言えば「洗濯物が乾きにくい」ことではないでしょうか? そもそもですが、いつもはまとめてお洗濯をするお宅も、この時期だけはこまめに対応するのがオススメ。室内で量が多いまま干すと、いわゆる生乾きになって、においの原因にもなりがち。サーキュレーターを使い、空気の流れを良くし、時間をかけずに早く乾かすように心がけましょう。 以上、ジメジメした梅雨の時期は、総じていい空気が流れるように心掛けることが大事、ということになるでしょうか。その意味で、この季節を快適に過ごすカギは、実は片づけにあるとも言えそうです。
阿部静子