「サクとろっ」な揚げりんご・アップルフリッターのつくり方。ホットケーキミックスでできちゃいます
りんごに衣をつけて揚げるお菓子「アップルフリッター」には、さまざまなタイプがあります。 「サクとろっ」な揚げりんご・アップルフリッターのつくり方。ホットケーキミックスでできちゃいます イースト発酵させた厚めの衣をまとったドーナツ風のものもあれば、りんごの輪切りに薄く衣をつけて揚げただけのものもあります。 なかでも、私の好みは、見た目はゴツゴツしていて、りんごの塊が顔を出していて、中は柔らかく外はカリっとしているもの。 以前は、適切な粘り気と濃度をもつ生地を仕上げるのに苦労していたのですが、これぞベストだと納得できるレシピを見つけました。おまけに、一番簡単なつくり方なのです。 このレシピでフリッターをつくるために用意すべきものは、りんご1コと、適量のホットケーキミックスだけ。 私は以前、イーストで発酵させるドーナツ風のアップルフリッターをつくったことがあります。でもそのレシピは、イーストを発酵させるのに数時間も待ちました。 また、りんごをドーナツ風にくるむのは難しいうえに、出来上がったフリッターがあまりに分厚かったため、芯まできちんと火が通らず、とても悲惨な出来に…。 けれど、試しにホットケーキミックスを使ってフリッターをつくってみたところ、こちらはまったく違う展開になったのです。 なお、サッと確認したい方に、次ページにレシピをまとめています。
つくり方は単純!
私は、より軽い生地で試してみようと、化学反応で膨らませる生地(ベーキングパウダーなどを使うタイプ)を試したことがありました。 ですが、必要な材料はすべて、たいていのホットケーキミックスに含まれていることに気づいたのです。 それなら、思い切って手間を省き、ホットケーキミックスだけを使えば良いのでは? ──そう思ってつくったアップルフリッターは、まさにりんごの揚げ菓子として完璧。 外側はサクサクで、中はとろりと柔らかく、さらにここにシンプルなバニラ風味のグレイズ(砂糖のコーティング)をかければ、たちまち「特別なときに食べたい、とっておきのスイーツ」の仲間入りです。 家で手軽につくれる、このアップルフリッターのレシピでは、食料品店ならどこでも手に入るホットケーキミックスを使っています。生地をつくるのに必要なのは、ホットケーキミックスのほかには、角切りのりんごと水だけ。 そのため、準備に必要な時間はほぼゼロに近いと言っていいくらいです。実際、生地を混ぜる工程よりも、揚げ油を小なべで熱するのにかかる時間のほうが長いので、最初に揚げ油をコンロにかけておくのがベスト。 このレシピでアップルフリッターをつくる工程は、以下の動画にまとめています。揚げる前の生地はどんな感じなのか、最後にかけるグレーズはどれくらいの厚さなのか、動画で確かめてみてください。 また、私が愛用している、とっても小さな揚げ物用のなべと、驚くほど巨大な揚げ物用の温度計も見ることができますよ。