「脳脊髄液減少症」と戦う33歳ガールズケイリン選手が2か月ぶり復帰、地元戦に挑む「症状とうまく付き合って」/熊本競輪
熊本競輪のミッドナイト「リンカイ!熊本愛カップ(F2)」が6日に初日を開催。ガールズケイリンも開催される。1Rのガールズ予選1を走る村田奈穂(33歳・熊本=116期)に話を聞いた。 9月の地元開催のあと2か月の長期欠場を経て前回の11月小松島で復帰した。2月に頭痛がひどく病院で診察を受けた際に「脳脊髄液減少症」と診断され約3か月もの間、実戦から遠ざかったが、今回の2か月もその影響によるものだった。 「熊本のあとに検査をしたら、頸椎に漏れがあったのでまた休みました。それまでは頭痛は出るけど何とかレースを走れていましたが、ここはしっかり治療をしようと」と慎重な判断で治療に専念し前回、小松島から復帰した。 「今でも疲れがたまると頭痛が出るんです。お医者さんからも完治するものでは無いと言われているし、自分の体と相談しながらです。ただ、こうすればいいとか対処法も編み出しているのでうまく付き合っていければ頑張れそうです」と気丈に話す。 小松島では徐々に尻り上がりに調子を上げて決勝進出を果たしたように、レース勘に鈍りはないと見る。ここは満を持した地元戦。普段から練習で使用しており勝手の知るバンクで初日から見せ場をつくる。(netkeirin特派員)