【名古屋グランパス】新加入・浅野雄也、地元で食べたいものは?東海地方出身あるある「初めて県外に行って、ないんやって気づいた」
名古屋グランパスに加入したMF浅野雄也(27)=三重県菰野町出身=が、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで今季の意気込みを語った。チームは7日、同所で調整した。 会見の最後は「東海地方出身あるある」で締められた。高校まで三重で育った浅野だが、卒業後は大体大、J2水戸、J1広島、J1札幌と地元を離れた。「地元で食べたいものは?」という質問に、テレビを意識して「ピー入れといてください、あかんかったら」と前置きした上で「僕、スガキヤですね」と笑みを見せた。 「スガキヤラーメン食べたいっすね。ちっちゃい時は絶対どこにでもあると思ってたけど、初めて県外に行って、ないんやって気づいた」。スガキヤのホームページによれば、店舗があるのは東海地方と近畿の一部のみ。プロで6季、その圏外で過ごしており、まさに思い出の味だった。 思い出のタイムカプセルには、グランパスも詰められている。「三重県にはJリーグのクラブがなかったので。自然と近い、サッカーだったらグランパス、野球だったら中日ドラゴンズを、勝手に応援していた」。シャチのエンブレムは親しみがあった。 そのエンブレムは昨季、新調。初年度にルヴァン杯を制覇した。今冬オファーを受け「名古屋のエンブレムをずっと見てきて育ってきたので、そのチームに入って、先輩たちがつないできた歴史を僕もつないでいけたらという気持ちになった」という。 最前線からサイドまで幅広くこなす173センチ、72キロのアタッカー。ただ、自らは「シャドーが一番好き。ちょっと引いた中から、背後に抜け出しというところが、自分の強みというのは出せるかなと思う」。2023年は12得点を記録した点取り屋が復権し、地元を沸かせる。
中日スポーツ