考えさせられるハガキ、ほろりとさせるハガキ、ぷっと吹き出してしまうハガキ……。漫画家・やなせたかしさんが、あまりにも悲しい「ごめんなさい」は選ばなかった理由
やなせさんの目に触れたであろう最後のハガキ
地元からの報告で、おそらくやなせさんの目に触れたであろう最後のハガキは、2012年度の第9回に寄せられた。 この年の大賞は、やなせさんの父の実家があった現在の高知県香美市の高校3年生が書いたものだった。 〈高知県へ 人口が減り 若い人が少なくなっているなか 進学のため 県外に行くことになって ごめんなさい でも 高知県の役に立てるよう 一生懸命勉強して 帰ってきます〉 徳久さんから報告を受けたやなせさんは、“後輩”の思いに目を細めたに違いない。 INFORMATIONアイコン 第21回の応募は2024年11月30日まで(当日消印有効)。 問い合わせは、現在の事務局が置かれている 南国市観光協会
葉上 太郎