「つらいことは、いつか幸せに変わります」――休養を経て鈴木奈々が語る、心への寄り添い方 #今つらいあなたへ
理想の男性は「顔面輪ゴムで踊る私を受け止めてくれる人」
鈴木がいま一番したいことは「恋」だという。今年の4月には、7年連れ添った夫と離婚していた事実を2年越しに公表。考え抜いた末、一歩前へ踏み出すと決めた。 意外にも恋には奥手で、過去の恋愛はすべて相手から告白されて始まった。 「男の人に『好き』と言われたら『好き』になっちゃう簡単な人間なんです(笑)。次の恋は、自分から好きになった人と付き合ってみたい」 理想のパートナー像はハッキリしている。 「私は人を笑わせるのが大好きなので、彼の前で、顔に輪ゴムをはめる『顔面輪ゴム』をしたり、変なダンスを踊ったりします。それをおおらかに受け止めてくれて、なんなら一緒にやってくれる。少年のような大人の男性がいいですね」 この日の夜は、ティーン向けファッション誌 『Popteen』の元モデル仲間たちと鍋会の予定だと教えてくれた。 「みんなと楽しく交流するなかで、素敵な出会いにもつながるといいな」
鈴木奈々の夢が不思議なほどかなう理由
鈴木にはあまり人に話していない秘密がある。 幼い頃からずっとノートに夢を書き綴っており、そこに記した夢は「不思議なほど、ほとんどかなってきた」。 「高校生の頃、『Popteen』のモデルにどうしてもなりたくて。『なりたい』じゃなくて『なります』『スカウトされたい』って書いたんです。3年生のとき、追っかけをしていた看板モデル・益若つばさちゃんの握手会に行ったら、本人がスカウトしてくれました(笑)」 自動車業界で働く父の役に立ちたくて『クルマ関連の広告の仕事がほしい』と書いたら、「父が働いている会社が私のポスターやノボリで埋め尽くされた」こともある。 ノートの夢がかなう「奇跡の理由」。彼女なりの考察を語ってくれた。 「書いたことを口に出すんですよ。それをどこかで聞きつけた誰かが、じゃあやってみる?とチャンスをくれるんです。 もう一つはノートに『自分“以外”の人の夢』も書く。例えばお母さんが病気を患った友だちから相談されたら、『治療がうまくいって絶対に長生きできますように』と書き込みます。 人は一人では生きていけないし、自分のことだけ考えていては、絶対に幸せになれないです。そのことを、休養中に寄り添ってくれた先輩方や仲間たちに教えてもらいました。 周りのみんなに、幸せになってほしいと思う気持ちが、弱った自分の心を強くしてくれることもある。それが巡り巡って、夢を引き寄せているのかもと考えたりします」 ◯鈴木奈々 1988年生まれ、茨城県出身。2007年からティーン向けファッション誌『Popteen』のモデルとして5年間活躍。2011年に「踊る!さんま御殿‼」でテレビ初登場。現在はバラエティータレントとして活躍している。