「自分の名前呼び」は幼い?かまってちゃん女子大生を黙らせた現役女子高生の「正論」
4割以上が遭っている「かまってちゃん」とは
あなたの周りには「かまってちゃん」はいるだろうか。 昨年3月、30~45歳の日本全国のワーキングマザー約120人を対象にDomani編集部がこう質問したところ 【漫画を読む】女子大生”かまってちゃん”を一言で黙らせた女子高生の反撃のひと言 ・いる…19.2% ・以前いた…20.8% ・いない…42.5% ・分からない…17.5% という結果が出た。 「いる」「以前いた」と「かまってちゃん」に遭遇したことのある人が4割を超える。 「かまってちゃん」は決して珍しい人種ではないのだ。 だが「分からない」が17.5%。そもそもかまってちゃんとは何か、わからない人もいるだろう。 意味解説の「Meaning-book」によれば、かまってちゃんとは、「自分にかまって欲しくて、目立つことや迷惑な行為をする」「常に誰かに相手にして欲しいと思っていて、人の目を引く為にその時に思いついた行動を取る」人を指すという。 一方の「かまってちゃん」、自分が周囲に迷惑をかけていることは自覚しているのだろうか。 『ちっちゃくてかわいいワタシ 痛すぎる勘違い女の正体 』(ぱん田ぱん太 / KADOKAWA)に登場する女子大生 みゆもまた、典型的な「かまってちゃん」である。 連載第6回目は、彼氏の姉 きよかの夫の実家でバーベキューをやると聞きつけ、強引に参加させてもらうみゆのはた迷惑っぷりを紹介する。 彼氏の姉の夫の兄夫婦……。ほとんど赤の他人のバーベキューに、なぜみゆはそんなにも参加したかったのか。
何かと夫に接触してくる“弟の彼女”
本書は、大人気漫画シリーズ ぱん田ぱん太さんの『欲しがるあの子を止められない とんでもないクレクレちゃんに絡まれた結果、人生を深く考えた話』の続編として、今年7月に電子書籍で出版されている。 前作と同じく、主人公は「人間関係のトラブルに巻き込まれやすい」きよかである。『欲しがるあの子を~』では恋人だったゴリ男は、きよかと結婚して、夫となった。 きよかの弟 風太郎がつき合っているのが、くだんの「かまってちゃん」である。本名はゆみこと言うが、「ゆみこって、おばーちゃんみたいでダサいから」と、周囲に「みゆ」と呼ぶよう強要している。 このみゆの「かまってちゃん」っぷりが、とんでもないのである。 初対面のきよかと夫のゴリ男の前で、きよかの母親が作ってくれる弁当に注文をつけたり、ゴリ男の膝の上に座ってみたり。きよかの家族が外食に行くと言えば、自分も当然のようについてきて、自分がいかに「小さく」「幼いか」を猛アピール。なにかとゴリ男に接触しようとするのも、きよかをイラつかせる。 だが、みゆのこうした行動は、きよかの家族の前だけに留まらない。 大学の友人たちとランチに行けば、ホットコーヒーを頼む友人を、「ホットコーヒーが飲めるなんて大人」「服装が大人っぽい」と引き合いに出し、自分はおちびで童顔だから、「かわいいふわふわのワンピしか着られない」「幼稚園児に見られたらどうしよう」などと言い始める。 友人らが別の話題で盛り上がれば、自分はUFOを見ただの、自分は「不思議ちゃんと呼ばれる」となどと、なんとか自分に注目を集めようとする。 さらには、幼稚園児のようなふるまいでイケメン店員に抱きついたり、料理説明にオーバーリアクションして注文を止めたり、「見た目小学生だから」と小学生以下限定のお子さまランチを注文しようするみゆに、友人たちもとうとうぶち切れる。 だがそんな事態を招いても、みゆは謝るどころか、あくまで小さくて幼い自分をアピールするのだった。