世界で活躍するプロ選手が子どもたちにカーリングを指導!長野県で「ユニクロドリームプロジェクト ジュニアカーリングクリニック」が開催
ユニクロがプレミアパートナーを務める「軽井沢国際カーリング2024」。開催前日の2024年12月12日には、次世代のカーラーを対象とした「ユニクロドリームプロジェクト ジュニアカーリングクリニック」が長野県の軽井沢アイスパークで開催された。 【写真】子どもたちと一緒にスイープを行う様子 クリニックの講師には、ユニクロがスウェーデンカーリング協会とオフィシャルサプライヤー契約を1年延長したことを受け、2024世界選手権優勝の「Team Edin」(スウェーデン)や、同じく2024世界選手権3位の「Team Hasselborg」(スウェーデン)など世界トップクラスの4チームを迎え、軽井沢町を中心に活動している小学3年生から高校3年生までの次世代ジュニアカーラー40名が参加した。 ■子どもたちの真剣な表情に、選手たちの指導にも熱が入る クリニックは講師の4チームそれぞれに子どもたちが分かれ、基本技術の指導から試合形式の実践練習まで、子どもたちの競技歴に合わせて実施された。 小学生のジュニアカーラーと交流したアンナ・ハッセルボリ選手は、子どもたちのショットを見て「Beautiful!」と興奮した様子。その後も、通訳に「日本語で褒めるときは何て言うの?」と質問し、「上手!」とジュニアカーラーに日本語を披露すると、子どもたちも満面の笑みを見せた。競技歴5年以上のジュニアカーラーたちと交流した「Team Edin」は、選手自ら子どもたちのスローにスイープしたり、戦略をアドバイス。子どもたちも、その指導に真剣に応えていた。 2024年のユースオリンピックで騎手を務め、このクリニックにも参加した藤井海斗選手は、「ニクラス・エディン選手はカーラーにとって、野球界の大谷翔平選手のような存在。そんなあこがれの人から指導してもらえて終始緊張していましたが、すごく貴重な経験になりました。また、クリニックの最中にエディン選手から、『まずはカーリングを楽しんでプレーすることが大事』と教えてもらえたので、イベントに参加できなかったチームメイトにも、今日学んだことを伝えたいと思います」とイベントを振り返り、充実した表情を見せた。 そんな“あこがれの人”である「Team Edin」のニクラス・エディン選手(スウェーデン)は、この日のクリニックについて「参加してくれたジュニアカーラーの皆さんは本当に上手だったのですが、それに加えて、『学びたい』という意欲が感じられるような選手ばかりでした。今のカーリング界では若い日本人選手が多く育っていますが、しっかりと人の話を聞き、それに対してアクションを起こせることが強みだと思います。ジュニアカーラーの皆さんは、練習で出せるテクニックが試合でも出せるように、しっかりと練習を継続してほしいです。そして、何よりもカーリングを楽しんでほしいと思います」とコメント。 「Team Hasselborg」のアンナ・ハッセルボリ選手(スウェーデン)は、「イベントに参加したジュニアカーラーの皆さんの才能に驚きました。テクニックや持っているスキル、スライディングも上手にできるところ、そして、私たちが指示したことに対して的確にアクションできるところが素晴らしい。私自身、カーリングを教えることが好きですし、子どもも大好きなので、このイベントを楽しむことができました。とにかく子どもたちがかわいかったです!私たちのチームは、楽しむこと、よく笑うこと、スポーツを愛することを大切にしています。それが、今日参加した子どもたちにも伝わっていたらうれしいです」と、にこやかに語った。 今後、軽井沢から世界に羽ばたくカーリング選手が誕生することを期待したい。