保湿以外にも見直すべきことが! 真冬のスキンケアで気を付けたい7つのこと
しかしヒギンズ氏は、冬の間は角質ケア製品を1週間に3回以上使うべきでないと警鐘を鳴らす。もし過剰に使用すると、サリチル酸が肌に炎症を起こすからだ。 この話を聞いた筆者は、2700メートルの標高に住んでいる間、自分のおでこが脂っぽいのに、頬やあごには乾燥を感じることに気がついた。 筆者は顔全体に美容液を塗りはじめ、そして夜用保湿液で仕上げるとき、おでこに塗るのを避けるようにしていたからだ。肌の性質は人によって異なるが、恐れることなく自分の肌に何が合うかを試し、ベストなものを見つけ出そう。
【COMMAND5】標高が高いエリアにはリスクが
スキーやスノーボード旅行に行く時、超がつくほどの乾燥肌の持ち主ならば、皮膚炎についてより知りたいと思うだろう。雪山はもちろん、飛行機などの移動機関に乗る前からパワフルな保湿液を塗ることが大切だ。 「皮膚炎は標高が高く、湿度が低い気候のところでよく起こる症状です。ほとんどの皮膚炎の症状は、水分や脂分が減りゴワゴワになったり皮むけやひび割れを起こす乾皮症(乾燥肌)によって悪化するからです」とノシュラー博士は説明する。 そして皮膚炎が体に影響を及ぼすとき、顔にも、さらには瞼や唇にもそれが現れだす。 「皮膚炎や乾皮症が、飛行機旅行することで急に発症するケースをよく見ています。すぐに保湿を開始しないと高地でも湿疹が続いてしまうのです」
旅行中は「アウグスティヌス バデール」のセラムや「キールズ」“ハンド サルブ”のようなハンドクリームをキャリーバッグの中に入れ、フライト中は頻繁に塗ることが重要。 とはいえ、塗るときはきれいな手で塗布することが大切。ベタついた汚い指を製品の容器の中に押し入れるようなことは決してしないで。従って、ポンプやチューブタイプであればより安心なはず。 「もし山の中で超乾燥肌になり、朝起きたときに保湿液が効かなかったと感じたら、夜寝る前、スキンケアの最後にワセリンのような保湿剤を一層分薄く塗ってみてください」とヒギンズ氏は勧める。すべての水分を閉じこめて、保湿してくれるからだ。 ノシュラー博士とヒギンズ氏は、このような製品は、肌をひどい乾燥から遮断してバリアのように機能してくれると太鼓判を押す。