Xフォロワー20万人超の投資家RING氏に聞く「株式投資に役立つ情報収集のコツ」
“真夏の悪夢”になりかけた株式市場だったが、立ち直りは早かった。日本株の先高期待が途絶えていないならば今は絶好の機会。『会社四季報』秋号の先取り情報で有望銘柄を探そう。『週刊東洋経済』9月14日号の第1特集は「株の道場 乱高下でも勝てる株」だ。 【画像】メディアに登場することの少ないRING氏のプロフィールはこちら X(旧ツイッター)で株式市場に影響しそうなニュースや企業動向を日々発信し、20万人超のフォロワーを集める個人投資家のRING氏(@xRINGx)。メディアに登場することの少ない同氏に今回、株式投資に役立つ情報収集のコツや自身の投資スタイルなどを聞く機会を得た。
──Xでは毎日数多くのコメントを発信しています。主な情報源を教えてください。 まずは2010年から使い続けているXです。私自身も発信していますが、フォローしている投資家やニュースアカウントを参考にしています。金融政策や国内外の経済指標などもニュースアカウントから収集することが多々あります。1次的な情報をXで収集して、それを基に改めて自分で調べることが非常に多いです。 企業の開示情報については、東京証券取引所の TDnet(適時開示情報伝達システム)で開示される決算短信などで確認しています。
■「世界の株価」で各国の動きを把握 ──情報収集で積極的に活用されているサイトやツールはありますか? 各国の株価や商品、為替市場などの動きを把握するため「世界の株価」を見ています。ツールではauカブコム証券の「kabuステーション」を利用しているほか、企業業績の市場予想を確認するために「QUICKリサーチネット」なども利用しています。 取引時間中に複数銘柄の騰落や売買状況を確認するためにネット証券会社の「BRiSK」機能を起動しています。値動きのある銘柄を確認するために「ネットストック・ハイスピード」のランキングなども使っています。
──『会社四季報』など四季報関連媒体は? 四季報情報は確認しています。以前は雑誌を購入していましたが、今は検索ができるので「会社四季報オンライン」を利用しています。 『会社四季報 業界地図』も毎年最新版を購入していますし、『会社四季報プロ500』も毎号確認しています。気になった銘柄は直近の業績やチャートを確認したり、知らない銘柄であれば業態や事業性などをチェックしたりしています。その結果、投資するに至った銘柄も数多くあります。