宇宙用レーザー技術のOrbital Lasers、9億円を調達–スカパーJSATからカーブアウト
宇宙用レーザー技術を開発するOrbital Lasers(東京都港区)は12月11日、シードラウンドで新株予約権を発行して資金を調達するコーバチブルエクティとして9億円を調達したことを発表した。 出資したのはスカパーJSAT、東京大学共創プラットフォーム、SMBCベンチャーキャピタリスト。Orbital LasersはスカパーJSATからカーブアウトして1月に創業した。創業時にスカパーJSATから調達した資金に加えて、東京大学共創プラットフォームとSMBCベンチャーキャピタルから追加で資金を調達した。中核である宇宙用レーザー技術の商業化に向けて研究開発を進めるとともに、技術者を中心に人材の拡充を図る。 Orbital Lasersは、従来の宇宙用レーザーと比べて、小型でありながら約10倍以上のピークパワーがあるという宇宙用レーザーを開発している。宇宙用レーザー技術を活用して小型のLiDAR衛星コンステレーションによる地表の面的な高度計測、宇宙ゴミ(スペースデブリ)除去の事業化に取り組んでいる。
UchuBizスタッフ