【歴史は繰り返す】なぜ「昔の流行」が再び注目されるのか? 企画を成功に導くヒントとは
【YouTube総再生回数60億突破】知る人ぞ知る凄腕クリエイターが初めて明かす「圧倒的な企画力」のすべて。企画・マーケティング・クリエイター・営業職 必読のトップYouTube作家&マーケッター、初の著書『YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方』(ダイヤモンド社)は、企画に悩む、すべての人に向けてノウハウを初公開している。クリエイティブな仕事の全体像を俯瞰しつつ「見えない条件文」「企画発想技12選」「構成は木」「データとの向き合い方」など、わかりやすく解説。とっつきやすい「お題」も出題され、実演しながら学べる構成にもなっており、学びになるコンテンツが満載だ。現在、約30チャンネルへ企画提供をしており、有名企業のコンサルティングやアドバイザーなどを行っている著者が、そのノウハウを「PDCA(計画・実行・評価・改善)式にわかりやすく解説した本書から、一部を抜粋・編集したものをお送りする。 ● 企画のネタは過去にある! 「ガチンコ! ファイトクラブ」に学ぶ流行のヒント 企画のネタを探すために、さまざまなリサーチをすることは不可欠だ。 この際、いま何が流行っているかだけでなく、過去に何が流行したかを調べるのも、思わぬヒントを得られる。 2000年前後に放送されていたTBS系『ガチンコ!』では、元WBA世界ミドル級チャンピオンの竹原慎二さんが、不良少年たちをプロボクサーに育て上げる企画「ガチンコ! ファイトクラブ」が大人気だった。 ● 令和の「ガチンコ! ファイトクラブ」? 「BreakingDown」に見る不良少年たちの進化 この企画を、ひとひねりしてYouTubeに持ち込んだともいえるのが、プロ総合格闘家の朝倉未来さんが開催する「BreakingDown(ブレイキングダウン)」だ。 「ガチンコ! ファイトクラブ」から25年ほどたったいまでも、ヤンチャな不良少年たちが、いざこざを起こしながらガチンコでぶつかり合う姿を「なんかいい」と感じるのだ。 歴史は繰り返すといわれるが、以前に流行ったコンテンツが、再び脚光を浴びることも多い。 ● 1周まわってなんかよくなる 90年代ドラマが令和に教えるファッションの真髄 もちろんこれはコンテンツだけではない。俳優やアイドル、そしてファッションなども、時代を経て繰り返す。 「1周まわってなんかよくなる」のだ。 1997年のフジテレビ系「月9」ドラマ『ビーチボーイズ』に出演していた反町隆史や竹野内豊の髪形やファッションは、令和のいまに持ってきたとしてもイケてると思う。 ● 人はなぜ「なんかいい」と感じるのか? NewJeansとギャル文化が示す共通点 いま人気の女性5人のK-POPグループ「NewJeans(ニュージーンズ)」は、平成の時代、渋谷などにいたギャルたちを彷彿とさせる。 過去に流行ったものを振り返ると、人が「なんかいい」と思うものは、根本的には変わらない。 もっと大きく捉えるなら、人の根本的な欲求は、時代が変わっても大きく変わらないのだろう。 ● 広告成功の鍵は“8つの欲求” 人間の行動を操る心理のカラクリ 『現代広告の心理技術101~お客が買わずにいられなくなる心のカラクリとは』の著者で、アメリカの大手企業をクライアントに持つセールスライター、ドルー・エリック・ホイットマンいわく、人間は「生存欲」「食欲」「障害回避欲」「性欲」「安全欲」「優越欲」「愛情欲」「承認欲」の8つの欲のいずれかに働きかければ、行動に駆り立てることができる。 こうした根源的な欲求に働きかけることも、企画をつくるうえで有効な選択肢となり得る。 ※本稿は、『YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
こす.くま