わが家は電気ケトルを使っているのですが、これから寒くなるのでお湯を溜めておける電気ポットもいいなと思っています。「ケトル」と「ポット」ではどちらのほうが電気代を安く使えるのでしょうか?
購入費用を抑えるために長持ちさせるコツ
家電製品にかかる費用を節約するためには、故障させず長く使い続けることが大切です。製品を使った後はしっかりとお手入れをしましょう。中に残った水はそのままにせず、捨てます。水を入れたまま放置すると内側に汚れや傷みが生じやすくなります。また、使い終わったら中を水ですすぎ、乾いた布でよく拭き取るとよいでしょう。 外側の汚れやホコリも故障の原因となるため、乾いた布で定期的に拭くようにしてください。汚れがひどい場合には、台所用の中性洗剤で軽く拭き取るのがおすすめです。 内側に白いカルキ汚れが目立ってきたら、クエン酸を使った掃除を取り入れましょう。クエン酸約15gをお湯に溶かし、製品内に入れて沸騰させた後、1時間ほど放置してからしっかりとすすぐと、カルキが除去されやすくなります。 掃除の頻度は普段の使用量に応じて調整しますが、目安としては1ヶ月に1回程度と考えておきましょう。水アカが気になる場合や、お湯の味に変化を感じた場合には、そのタイミングでお手入れを行うとより効果的です。
お湯を沸かすその他の方法
お湯を沸かす方法として、「やかん」や「電子レンジ」を使用する選択肢もあります。やかんを使用すれば、多くのお湯を一度に沸かせます。ただし、水を沸騰させるまでにかかる時間は長く、手間がかかる点はデメリットといえるでしょう。 一方で、電子レンジは少量のお湯を温めるのに便利です。カップ1杯分だけ必要な際には、カップに水を注いでそのまま加熱することが可能です。ただし、電子レンジは水を100度以上に加熱しても沸騰が始まらない「過加熱」状態を引き起こす可能性があります。 一見穏やかな水面でも、ほんの少しの振動やスプーンを入れるなどの刺激を加えると、一気に水が噴き上がる「突沸」という現象が起こるおそれがあります。突沸が発生すると熱湯が飛び散りやけどの原因になるため、電子レンジでの加熱時間には注意を払い、過度な加熱は避けるようにしましょう。
目的によって使い分けたほうが節約になる
お湯を沸かす際には、電化製品を用途や使用スタイルによって選ぶことで電気代の節約につながります。少人数での使用や必要な分だけを沸かせる電気ケトルを使用すれば、手軽に温かい飲み物を楽しめるでしょう。 一方で、家族が多い家庭や、一日に何度もお湯を必要とする場合には、電気ポットが便利です。用途やライフスタイルに合った方法で、お湯を沸かす際の電気代を抑えましょう。 出典 公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部