こんな食べ方があるんだ! 錦糸町に変幻自在の豆使いが光るスパイス小料理店がオープン
テレビやWEBメディアで大人気の“カレーおじさん \(^o^)/”に今週食べたカレー&スパイス料理の中からイチオシを教えてもらう企画。今回は、錦糸町にオープンした、豆とスパイス使いが光る注目の新店「ワインとスパイス小料理 Dal Mellow(ダルメロ)」を紹介します。
【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレーとスパイス】「ワインとスパイス小料理 Dal Mellow(ダルメロ)」
カレーというとまだまだワンプレートでかき込むように食べる、いわばファストフード的なものだと考えられることが多いです。昨今スパイス料理とお酒のペアリングのお店も出てきましたが、やはりまだまだ一般に浸透しているとまでは言えない状況。しかし、カレーやインド料理は立派なスローフードとして成立するんだということを再確認させてくれるお店が錦糸町にできました。その名も「ワインとスパイス小料理 Dal Mellow」。
シェフはCG制作など映像関係の仕事をしながら各地のカレーを食べ歩き、インドにも何度も足を運んで現地で料理を習ってきた方。今もその仕事を続けながら、新たに飲食店を開いた状況ということもあり、しばらくは予約制の土日夜、コース料理のみでスタート。
古い理髪店を改装したお店は、その名残を感じさせる店頭の明かりと、店内には消毒殺菌器も活かしているのが、とても趣があります。 11月のコース(4,600円)は、6品のうち4品に豆の料理、つまりダルが入っているという意図的な構成。
「ダルプリウプマ」はインドの軽食のパニプリをアレンジしたもの。サクサクで円形のプリ(生地を油で揚げて円形にしたインド料理)にウプマ(セモリナ粉を使ったインド料理)とカチュンバル(野菜のスパイスあえ)を合わせ、そこにダルをかけながら食べるというスタイルはモダンインディアンにも通じるものです。
「焼き茄子と納豆のバルタ」は納豆をジャパニーズダルと考えて作られた一品。納豆特有のにおいはスパイスによって、ネバネバ感はナッツによってそれぞれ中和され、納豆のうまみをダイレクトに感じさせる料理になっているので、納豆が苦手な方でも食べられます。実際納豆が苦手な僕でもおいしいと感じました。