中国戦後は前節退場でプレミア出場停止、全力誓う鎌田大地「3週間出られないので…しっかり国のために働きたい」
日本代表活動後、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)はプレミアリーグ3試合出場停止となる。今月9日の第11節フルハム戦(●0-2)でタックルしてしまい、一発レッドで退場処分。19日の中国戦に向け、「コンディションは別に問題ないし、僕はこの試合が終わったら3週間試合に出られないので。しっかり国のために働きたい」と自嘲気味に語り、笑いを誘った。 【写真】「全然違う」「びびるくらいに…」久保建英の9年前と現在の比較写真に反響 15日のインドネシア戦で先発した鎌田は後半35分までプレーした。2シャドーの左に配置されると、中盤の底に立つMF守田英正と巧みなコンビネーションを発揮。縦関係で入れ替わりながら、中盤にスペースを作り、攻撃を円滑化した。 ボランチの位置に下りるタイミングは「めちゃくちゃ考えているわけではない」と鎌田。むしろ「ほとんど本当に何も考えずに感覚でやっている」と明かす。インドネシア戦で脚光を浴びた守田とのコンビネーションだが、鎌田はその起点をチーム全体に広げた。 「今、僕と守田くんがうまく入れ替わっているのは買われていると思うけど、ほかの選手の支えがあってのこと。(遠藤)航くんがしっかり後ろにいてくれたり、(南野)拓実くんが逆にあんまり作りに参加せずにゴール前で仕事をしてくれたり。左に出ると(三笘)薫とはうまくいい関係を築けている。僕たちだけが動いているわけではなくて、みんながみんな。ほかの選手も自分の役割をしっかり全うしてくれているというのは大事なことなんじゃないかなと」 日本はここまで最終予選5試合4勝1分の無敗で2位オーストラリアに勝ち点7差をつけて首位独走。それでも、鎌田はここまでの勝利が次戦に無関係であることを強調する。「いま本当にうまくいっているけど、大勝できるのは当たり前ではない」。だからこそ、中国戦でも大事になるのは先制点だ。 「取られると一気に試合の内容も変わる。アウェーでやるときは特に間違いなく難しい展開になるときも、そういう時間帯もある。そこでしっかりみんなでゼロに抑えて、焦れずに自分たちがやるべきことをやり続けることが大事」。個人でもコンビでもなく、あくまでチーム全体の戦いを強調しながら、最終予選後半戦に気を吐いていた。