同僚FWソン・フンミンに人種差別的発言のトッテナムMFベンタンクール、7試合出場停止処分
トッテナムに所属するウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールが人種差別的な発言により、7試合の出場停止処分を科された。 ベンタンクールは今年6月に母国ウルグアイの番組に出演した際、司会者に選手のユニフォームを求められ、「ソニー(ソン・フンミン)の? 彼らはみんな顔が同じように見えるから、ソニーの従兄弟のものかもしれないね」と発言。この発言部分の動画がSNSを中心に拡散されると、人種差別的な発言であると非難を浴びていた。 その後、ベンタンクールはトッテナムの同僚でもあるソン・フンミンに謝罪。ソン・フンミンも謝罪を受け入れたが、問題視したFA(イングランドサッカー協会)が告発し、この度7試合の出場停止処分を下した。 FAはこの件に関して、「ロドリゴ・ベンタンクールは、メディアのインタビューに関連した不正行為により、FA規則E3違反の疑いで告発された。不適切な行動をとり、罵倒や侮辱的な言葉を使い、試合の評判を落としたとして、FA規則E3.1に違反した疑いがある」と声明。そして今回、「ベンタンクールはこの告発に関して否定したが、独立規制委員会は処分が妥当だと判断し、聴聞会の末に制裁を科すことを決めた」と発表し、7試合の出場停止処分と10万ポンド(約1950万円)の罰金を科している。 なお、7試合の出場停止処分はイングランド国内試合に適用され、ヨーロッパリーグの試合には出場できるとのことだ。