【高校サッカー】サウサンプトン内定の日章学園・高岡伶颯が規格外の目標「20ゴール」頂へ導く
<全国高校サッカー選手権:組み合わせ抽選会>◇18日 第103回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会が18日、都内で行われた。英プレミアリーグ・サウサンプトン内定のFW高岡伶颯主将(3年)を擁する日章学園(宮崎)は、1回戦(12月29日、フクダ)で西目(秋田)と対戦する。超高校級ストライカーは日本一とともに、大会20得点を宣言。高校生活集大成の大会で全国制覇を成し遂げ、ステップアップする。12月28日に国立で行われる開幕戦は帝京(東京B)-京都橘に決まった。 【トーナメント表】第103回全国高校サッカー選手権組み合わせ ◇ ◇ ◇ 今大会No・1ストライカー高岡が規格外の目標をぶち上げた。真顔で「20ゴールというところを目標にしている。いろんな声があると思うんですけど、そんなのに負けずに自分らしく得点量産してチームを勝たせる点を取っていきたい」と力を込めた。 1大会歴代最多は「半端ない」が話題になった第87回大会で大迫勇也(現神戸)がマークした10ゴール。高岡はその2倍に基準を設定した。決勝まで勝ち上がれば、最大6試合。1試合平均3点以上を奪う必要があるが、お構いなしだ。重圧のかかる初戦では「インパクトつけるために4点、5点ぐらいきたい」とイメージ。「そんな甘くない試合だとは思ってますけど、チームメートがいいパスをくれれば決められるかな」と言ってのけた。 出場した過去2大会はいずれも初戦負け。高校生活の集大成と位置づけるだけに、並々ならぬ思いで今大会に臨む。「今年の日章学園はひと味違うと全国のみんなに伝えたい」と自信をにじませた。武器の得点力だけでなく、世代別代表で経験した基準をチームに持ち帰り、強度、連続性が上がった。「日章学園が日本一を取るために来ている。自分らしくこの3年間やってきたことを出し切りたい」。チームを頂まで導く。【佐藤成】 ◆高岡伶颯(たかおか・れんと)2007年(平19)3月12日、宮崎県三股町生まれ。三股中から日章学園に進学。1、2年と全国高校サッカー選手権に出場。23年3月にU-17日本代表に初選出。同年11月にU-17W杯インドネシア大会では4得点を奪い、16強進出に貢献。今年はU-19日本代表としてもプレー。165センチ、62キロ、利き足は右。