毛布と掛け布団の順番で暖かさに違い?さらに“ぽかぽか”にする方法も…寒い夜でも快適な使い方を寝具メーカーが解説
毛布の“2枚使い”もアリ
そして「底冷え」を防ぐことも、冬の寒さを耐えるポイント。床やフローリングはどうしても冷えるので、寝具はベッドや“すのこ”などの上に敷くのが基本だ。 どうしても寒さが気になるなら、毛布を“2枚使い”するのもアリ。 1:マットレスまたは敷き布団の上に、毛布や冬用の敷きパッドを敷く 2:毛布を敷いて、その上に横たわる 3:体を覆うように、羽毛布団をかける 4:その上にさらに、薄手の毛布をかける こうすると、最も暖かく過ごせるそうだ。 「毛布を体の下に敷くと底冷えを防ぐ効果があります。ただ、下に敷くとこすれて、毛羽が乱れることもありますので注意してください」 もし「体→掛け布団→毛布」の順番にして、布団カバーの“ひんやり感”が気になるなら、タオルケットを体の上にかけると、快適さもアップするという。 「タオルケットは寝汗を吸ってくれますし、布団カバーと違って洗うのも楽です。もしタオルケットが好みでないなら、綿の毛布と一緒に使うのもお勧めです」 暖かさを保つには、定期的なお手入れも大切というので、ポイントを教えてもらった。 【毛布】 特に天然繊維の毛布は水に濡れると硬くなってきたり、質感が変わりやすいので、洗う頻度は「汚れが目立つようになったら」くらい。軽くたたいてホコリを落とし、汚れる部分を外側にして洗濯用ネットに入れ、洗濯機で洗うのがお勧め。毛布単独で洗うと傷みにくい。 洗った後に放置するとシワや臭いの原因となるので、陰干しで早めに干すのが望ましい。物干し竿を2本使って、横から見てM字になるように干すと乾きやすい。
掛け布団は片面ずつ「天日干し」を
【掛け布団】 水洗いできるものもあるが、家庭用の洗濯機はスペースが小さく、脱水の際に生地が傷んでしまうので、布団店やクリーニング店に任せるのがお勧めだ。部分的な汚れなら、そこを手洗いして乾燥させれば問題ない。完全に乾かさないとカビや悪臭の発生原因になるので注意。 日々のお手入れでは、天気の良い日の10時~15時くらいに、片面1時間ずつを目安に天日干しするのがお勧め。長時間干すのはホコリの付着や変色・変質など傷みの原因になるため逆効果。布団カバーをかけたまま干すと、紫外線による傷みを防ぎやすい。