【横浜好き】シーズン終盤、CS進出を目指すベイスターズで個人タイトルを狙える選手たち
シーズン終盤のクライマックス・シリーズ(CS)圏内争いで、オースティンが存在感を発揮しています。8月28日の3位阪神との直接対決では、決勝本塁打を含む、2安打2打点の活躍で勝利に貢献。22号本塁打はリーグトップの東京ヤクルト・村上宗隆に1本差に迫っています。
来日初タイトルも射程圏に入ってきたオースティンですが、残り試合での逆転CS進出に向けて、打のキーマンになりそうです。この頼れる主砲のみならず、個人成績がチームの成績につながることは間違いないはず。レギュラーシーズンも残り30試合を切った現在、ベイスターズでタイトル争いに絡んでいる選手を見てみましょう(文中の成績は全て8月30日終了時点)。
まずは前述のオースティンですが、本塁打以外では54打点でリーグ8位。トップの岡本和真(巨人)とは11点差とやや厳しい状況ですが、来日1年目の20年には1試合で3本塁打6打点をマークしたこともある爆発力を秘めており、まだ可能性がないわけではなさそうです。
打点よりもタイトルに近いのが打率で、規定打席不足ながら打率.307はサンタナ(ヤクルト)の.310に次ぐリーグ2位。28日終了時点で規定打席には16打席不足していますが、このまま故障離脱なく試合に出続ければ、到達は可能な数字です。
打率では、首位打者2度の実績を持つ宮崎敏郎が.299でリーグ3位の好位置につけており、史上7位タイとなる3度目の栄冠も射程圏内。首位打者争いでダークホースと言えるのが山本祐大。
打率.295はリーグ5位。NPB史上でも4人(野村克也、古田敦也、阿部慎之助、森友哉)しかいない捕手の首位打者誕生に期待したいところです。また、山本は打撃タイトルではありませんが、6犠飛でリーグトップタイを記録しています。
打撃部門では昨季、自身初タイトルとなる最多安打、打点王に輝いた牧秀悟が18本塁打でリーグ4位、58打点はリーグ5位の成績。野手部門でもう1人、注目したいのが梶原昂希で、11盗塁はリーグトップの近本光司の17盗塁に次ぐリーグ2位タイと健闘しています。