【横浜好き】シーズン終盤、CS進出を目指すベイスターズで個人タイトルを狙える選手たち
投手部門でタイトル争いに絡んでいるのは、昨季、最高勝率と最多勝のタイトルを獲得した東克樹が今季も孤軍奮闘の状況になっています。リリーフ陣では森原康平が23セーブでリーグ3位タイですが、トップで並ぶ栗林良吏(広島)、マルティネス(中日)は35セーブと、タイトル奪取には厳しい状況。
自慢だったはずの中継ぎ陣も、ホールド数はウェンデルケンの12ホールドが最多で、トップの桐敷拓馬(阪神)の33ホールドから大きく離された18位タイとなっています。
投手陣の唯一の希望とも言える東は、11勝でリーグ2位、防御率1.764はリーグ5位(4位の菅野智之が1.756)、113奪三振はリーグ4位と、いずれもタイトルに手が届く位置にいます。
昨季タイトルを獲得した勝率は.846でトップの菅野の.857に次ぐリーグ2位。最高勝率のタイトルには13勝以上が必要ですが、これをクリアすれば、最多勝とともに2年連続投手2冠、他の部門も含めてさらなるタイトル獲得も狙える成績を残しています。
今シーズンの集大成となる9月の戦い。CS圏内を争うチームだけでなく、個人タイトル争いにも注目しましょう。
◆先週の度会隆輝(8月20日~8月29日) シーズン前半には新人王の有力候補と思われた度会だが、二軍生活が続いている。8月後半のイースタンリーグでは、8試合中6試合で1番、2番で1試合にスタメン出場。守備は1試合のみセンターを守ったが、残り6試合はライトで出場している。
20日からのオイシックス新潟との3連戦は4打数2安打、5打数2安打、5打数2安打と、3試合連続でマルチ安打を記録。24、25日の北海道日本ハム戦でも1安打ずつだが連続試合安打を継続した。27日からのヤクルト3連戦では、初戦で4打数3安打の猛打賞。しかし、28日は4打席ノーヒットで、29日は指名打者として途中出場したが3打席無安打に終わった。
文:大久保泰伸
大久保泰伸