史上初の衝撃!アマボクシング全日本選手権で國府紗鈴依&縞鈴の“ミラモン最強姉妹”がアベック優勝…減量&1日7食の4kg増量で階級が重ならないように努力
スパーはしたことはないが、姉妹で切磋琢磨することが強さの秘訣。 國府家は、長女の紗鈴依、次女の縞鈴の下に2人の妹と1人の弟がいる5兄弟。リングサイドから家族で応援した栄一郎さんは、「胸が一杯になりました」と、姉妹の優勝を見届けて涙ぐんでいた。 フジテレビ系のスポーツ情報番組「ミライ☆モンスター」に数年前に最強姉妹として取り上げられたほどの逸材が、誕生した理由を聞くと、「ボクシングが好きだという気持ちが一番じゃないですか。だから辛い練習も、頑張ってこれているんだと思います」との回答。 今でも日体大でのスパーリング映像などを毎日、姉妹から送らせて、父は修正点などを指導している。姉が「お手本はいない。お父さんが苦手も得意もすべてわかってくれている。我流だが納得いくし、お父さんの言うことを聞いていたら強くなる」という話をしていたことを伝えると、栄一郎さんはまた目頭を熱くしていた。 プロボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者の“モンスター”井上尚弥と、前WBA世界バンタム級王者の拓真(共に大橋)の世界最強兄弟を生み出したのも、父の真吾トレーナーの情熱と指導だった。國府姉妹ファミリーには、そのモンスターと似た環境がある。 ボクシングセンスやスピードは妹が上だが、姉はパワフルなサウスポーでスタイルがまったく違う。2人の目標は、4年後のロス五輪への出場だ。 妹は「目標はロス五輪での金メダル。今日の優勝は通過点」と言い、姉は「上には上がいるが、いけるところまでいきたい。妹と一緒に五輪へいきたい」と口にした。 連盟では来年3月にワールドボクシング杯ファイナルに派遣された選手と全日本王者とが対戦して真のナンバーワンを決めるボックスオフを行いたいという意向。妹の縞鈴は、同じ熊本の原田美琴、姉の紗鈴依は田口綾華(自衛隊体育学校)と雌雄を決することになる。最強姉妹の夢のある“今後”が女子のアマチュアボクシング界に新たな風を呼び込んでくれるのかもしれない。
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