「私なら井上尚弥の歴史を終わらせることができる」王座奪回を目指す2大会連続五輪金メダリストの前WBO世界フェザー級王者のロペイシ・ラミレスが挑戦状
プロボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31、大橋)は24日にWBO&WBC1位のサム・グッドマン(26、豪州)との防衛戦を控えているが、前WBO世界フェザー級王者のロペイシ・ラミレス(30、キューバ)が「私なら井上尚弥の歴史を終わらせることができる」と豪語した。米専門サイト「ボクシング・シーン」が伝えたもの。ラミレスは7日(日本時間8日)に米国アリゾナ・フェニックスでWBO世界同級王者のラファエル・エスピノサ(30、メキシコ)との再戦リングに上がる。そこで王座を奪回してフェザー級王者として2026年に予定されている井上の転級を待ち受けるというプランだ。 【画像】史上最強のSEXYクイーンら4人の“美ボディ”ラウンドガールが世界戦に登場!
ナンバーワンコンテンダーとのイブ決戦を控えているモンスターにまた海の向こうから挑発的なメッセージが届いた。 「私のボクシングは強いし、井上の歴史を終わらせることができる」 7日(日本時間8日)に米国フロリダ州フェニックスで、WBO世界フェザー級王者のエスピノサと1年越しの再戦を控えているラミレスだ。 現段階では前王者。昨年12月のエスピノサ戦では、ダウンの応酬の末、0-2の判定で敗れ王座から陥落した。1m85の長身を駆使する無名のエスピノサを攻めあぐんだ。1年待って巡ってきた再戦の下馬評はラミレスが圧倒的に有利。ラミレス自身も、よほど王座返り咲きへの自信があるのだろう。 ラミレスは米専門サイト「ボクシングシーン」の取材に応じて「タイトルを奪回して、体重的に何の問題もないフェザー級に留まり、4団体統一王者になるつもりだ」とした上で、こう続けた。 「井上が、階級を上げて私と戦おうとするならば、私は井上戦に何の問題もない。他の選手に加えて彼と戦う準備もできている」 井上は、グッドマン戦をクリアすると、2025年はスーパーバンタム級に留まるが、春に米国、秋にサウジアラビアで防衛戦を行い、年末のWBC世界バンタム級王者中谷潤人(M.T)とのビッグマッチを最後に2026年からフェザー級に転級する計画を抱いている。ラミレスは、7日に王座を奪回し、WBO世界フェザー級王者として2年後に転級してくる井上の挑戦を待ち受けようというのである。 「私は井上を実際に見た。彼は偉大なファイターであり、レジェンドだ。でも、私の印象では、彼は126ポンド(57.15キロ、フェザー級)にしては小柄だ。私も私の階級ではそれほど大きくないが、彼もそうだろう。彼は階級を上げるには小さいし、ある時点で限界に達する。マニー・パッキャオ(身長1m66と小柄ながら6階級制覇に成功)は一人しかいないんだ。どんなにボクシングがうまくても、階級を上げると、ある時点で、その(ナチュラルな)階級の選手たちのパワーに勝てなくなる」 ラミレスは、昨年7月にWBO世界同級王者として来日し、有明アリーナでロンドン五輪銅メダリストの清水聡(大橋)の挑戦を受け、5ラウンドでTKO勝利した。その興行のメインは、井上がWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトン(米国)に挑戦して8ラウンドでTKO勝利し4階級制覇に成功した試合だった。ラミレスは、間近でモンスターの凄さを実感じた上で、フェザー級での限界説を論じ、それを井上に勝てる根拠としてあげるのである。
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