史上初の衝撃!アマボクシング全日本選手権で國府紗鈴依&縞鈴の“ミラモン最強姉妹”がアベック優勝…減量&1日7食の4kg増量で階級が重ならないように努力
アマチュアボクシング全日本選手権の全階級の男女決勝が1日、東京都墨田区のひがしんアリーナで行われ、女子バンタム級で國府縞鈴(こくふ・こりん、日体大1年)、同ライト級で國府紗鈴依(さりい、日体大2年)がそれぞれRSC勝利して女子では大会史上初めて姉妹で同時優勝を飾った。妹の縞鈴は技能賞、姉の紗鈴依は墨田区長賞に選ばれた。2人の目標は、2028年のロス五輪への姉妹揃っての出場。今回は、主要選手が英国シェフィールドで開催されているワールドボクシング杯ファイナルに派遣されているため、ベストなメンバーが揃った大会ではなかったが、4年後が楽しみなホープが飛び出した。 【画像】史上最強のSEXYクイーンら4人の“美ボディ”ラウンドガールが世界戦に登場!
最強の“ミラモン”姉妹だ。 先陣を切ったのは、妹の國府縞鈴。サウスポーの安達星奈(介護老人保健施設ロマン)を相手に逆ワンツーを駆使しながら距離をキープするアウトボクシングで5-0とポイントをリードした。2ラウンドに安達は、前に出てインファイトを仕掛けてきたが「インファイトが得意な選手で予想はしていた」と冷静に対応してペースを明け渡さない。 「苦手とする距離。これからの課題」だそうだが、激しく打ち合いにも応じて負けていなかった。そして第3ラウンド、強烈な右のカウンターがクリーンヒット。スタンディングダウンを奪うと、さらにスピードに乗った右ストレートを顔面に打ち込んで、1分54秒、RSC勝利した。 「嬉しい。ヤマ場の昨日を乗り越えられたことが自信になった」 準決勝で日体大の先輩である2021年の全日本王者、昨年の世界選手権代表でもある成田華に5-0で勝利したことで勢いがついたという。 10月に憧れのボクサーである東京五輪女子フェザー級金メダリストで日体大の先輩でもある入江聖奈から手ほどきを受ける機会があった。ミットを持ってもらい、パンチも見せてもらった。 「前の手の距離とタイミング。そこが人より抜けている。テンポ、足さばきも、全然違ったタイミングでパンチが出てくる。初めてで勉強になった」 昨年はバンタム級に強豪の原田美琴(東洋大)が同じ熊本にいたため、重複を避けるため、1階級下げたフライ級で出場して高校生王者となった縞鈴は、本来の階級に戻して出場した大会でさらなる進化を見せた。 「絶対、優勝しろよ」 メダルセレモニーの表彰台の上からそうマイクで、次に試合を控える姉の紗鈴依に呼びかけた。 姉はそのエールに手を振って応えたが、試合は、メイン会場の隣でアップ中だったため、見ていなかったという。 小学校時代に空手で右足脛を痛めた影響からサウスポースタイルに変えたという姉は、妹を超える1ラウンド決着。しっかりと距離をキープしながら、機を見てパワフルなワンツーを叩き込むスタイルで試合を支配した。残り45秒でそのワンツーがヒットして、スタンディングダウンを奪うと、さらにラッシュ。コンビネーションの右で鈴木雅子(コサカ)を押し倒すと、2度目のダウンがカウントされ、2分49秒にRSCが宣告された。 「昨日よりも動きが悪くてやばいなと思っていたが、いいパンチが当たってよかった。妹も、そして日体大先輩もいい流れをつないでくれた。これまで全国大会では、どちらかが2位とかに終わり、2人で優勝することがなかった。やっと2人で、こんな大きな舞台で優勝できて嬉しかった」
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