世界1台限りのロールス・ロイスのビスポーク最新作、モントレー・カー・ウィークで初公開
ロールス・ロイス・モーター・カーズの1台限りのビスポークの最新作「スペクター・セマフォ」が米国カリフォルニア州で開催されるモントレー・カー・ウィーク 2024の「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」にて世界初公開されることになった。 【画像】「セマフォ・イエロー」で仕上げられたロールス・ロイス。ボンネットを彩る「マーブル・ペイント・スピル」も見事だ(写真13点) エクステリアは、名前の由来となったビスポークの「セマフォ・イエロー」で仕上げられている。ボンネットを彩る「マーブル・ペイント・スピル(Marbled Paint Spill)」と名付けられたアートワークは、ゴールデン・ステートとその多様な環境への抽象的なオマージュである。南カリフォルニアの太陽の光から東部のシルバー・マウンテンの山頂まで、ビスポークの職人たちがこのインスピレーションを具現化したものだという。 このモチーフの製作に当たり、ロールス・ロイスの職人たちはシルバー・ラッカーとクリアコートを何層も塗り重ね、シームレスな仕上がりを実現した。ボンネットだけでも、そのデザインと開発、製造には160時間以上が費やされているのだ。 インテリアにも明るいイエローの世界が広がっている。シート、スターライト・ドア、インストルメント・パネルの上部には、ビスポークのレモン・イエローとシトリン・イエローが組み合わされ、グレース・ホワイトとスレート・グレーのコントラストには、レモン・イエローのステッチが調和しする。インストゥルメント・ダイヤルにもイエローが取り入れられており、SPIRITオペレーティング・システムが提供するデジタル・ビスポークの可能性が示されている。 また、ビスポーク・ペイントのウッドセットは、インテリア・スイートの現代的なデザインを最大限に引き出した。グレーの素材のアクセントに合わせてカラーリングされたカシミア・グレーのペイントには、シルバーのマイカフレークが練り込まれ、光が当たることにより生き生きとした輝きを放つ。 世界で1台限りのロールス・ロイスのスペクター・セマフォは、2024年8月16日(現地時間)、モントレー・カー・ウィーク 2024の「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」で公開される予定だ。
Octane Japan 編集部