暴言女子プロゴルファー笠りつ子の涙の謝罪会見裏に衝撃真相!
ゴルフの女子ツアー会場でコース関係者に暴言を吐き、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)から厳重注意、3日間の新人セミナー受講の処分を受けた笠りつ子(32、京セラ)が19日、問題発覚後、初めてマスコミの前に姿を見せた。21日に開幕する「大王製紙エリエールレディス」の開催コースとなる愛媛・エリエールGC松山で今回の騒動について謝罪した。なぜ処分決定後、すぐに謝罪会見が行われなかったのか。そして、なぜツアー出場を自粛し、この大会も「一身上の理由」で欠場することになっていた笠が、わざわざ大会会場に足を運んで謝罪することになったのか。 その背景には、小林浩美LPGA会長の迷走、暴走が見え隠れしている。 笠の不適切発言は10月の「マスターズGCレディース」の大会初日の24日に起きた。スタート前の選手がストレッチなどで利用するクラブハウス内の風呂場の脱衣所にバスタオルがなかったことに激高。応対したコース関係者に「頭が固い。死ね」などの暴言を浴びせた。笠は同31日に自身の公式サイトに直筆の声明文を載せて謝罪。「LPGAの処分が決定され次第、皆さまの前でお詫びとご報告を申し上げます」とも綴っていた。 LPGAの処分がようやく決まったのが、「マスターズGCレディース」から3週後の「伊藤園レディス」の週の今月12日の火曜日だった。そこから笠のマネジメント会社は、すぐさま「謝罪会見を開きたい」との意向をLPGAに申し入れたが、同席を求められた小林会長は、それを頑なに拒絶したという。 「一日も早く世間にお詫びをしたい」という笠の意向に沿い、笠サイドは、単独で会見を開くことも考えた。 だが、どうやらLPGA=小林会長から今回の件の発端や経緯などの詳細を話すことを禁じられた模様で“言葉足らずの中途半端な謝罪会見を開いても逆効果になるのでは”と危惧。笠サイドも身動きが取れなくなっていた。 もうシーズンも大詰めである。このまま最終戦が終われば、笠は謝罪の時期を逸することになる。一計を案じた末の“奥の手”が出場予定のなかったトーナメント会場での謝罪だった。