暴言女子プロゴルファー笠りつ子の涙の謝罪会見裏に衝撃真相!
「このたびは私の不適切な発言により、すべての大会主催者、運営の皆さま、LPGA、選手の皆さま、ゴルフファンの皆さまに対し、大変ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。LPGAの処分が下り、改めて私の口から謝罪がしたく、きょうこの場を設けていただきました」 「すべてに自分の弱さが出てしまいました。(脱衣場に)タオルがあることが当たり前だと思っていましたが、今回、それが当たり前でないことに気がつかされました。自分で使うものだったら自分で用意するのが普通のことだと…。根本的な考えが間違っていました」 神妙な表情で話し、感情が抑え切れなくなると言葉に詰まり、涙があふれ出た。 「ゴルフをやめることも考えた」という3週間。ようやく自分の口から話すことはできたが、その場所は急に冷え込み、冬の寒さとなった屋外だった。 「大会とは関係ないこと。大会側に配慮して下さい」との理由でLPGAがクラブハウス内での会見、取材を認めなかったからだ。 報道陣の前に立つまでの段取りも筋書きとはかけ離れたものになった。 そもそも笠が「エリエール」の会場に訪れた大義名分は、選手への謝罪だったという。男子の選手会に相当するプレーヤーズ委員会が今回の暴言問題についてLPGAに説明を求め、その終了後に笠が会場に入ってきて謝罪し、その後に報道陣に対応するという流れだった。すったもんだの末に小林会長も渋々認めたシナリオ。 選手達には事前に一斉の連絡メールが入っていた。しかし、集まったのはプレーヤーズ委員長の有村智恵と他一人だけ。その間、他の選手はコース内で練習していた。会員組織だが、プロという“個人商店”の集まりのLPGA。ある選手は、「強制なら出席したが、今回は任意。自分には関係ない。笠選手が来ることも知らなかった」と話していたが、多くの選手の気持ちも同じだったのだろう。 何も徹底されていなかったのだ。