3度目の正直で戴冠を目指す森且貴「心の部分でも、今までできなかったことをしっかり作り上げた」
「ボクシング・フェニックスバトル122」(25日、後楽園ホール) 8試合全てがミニマム級の興行の前日計量が24日、都内で行われた。 日本ミニマム級王座決定戦を行う1位の森且貴(大橋)はリミットの47・6キロ、2位の松本流星(帝拳)は47・5キロ、東洋太平洋同級王座決定戦を行う6位の石井武志(大橋)は47・6キロ、5位のジョン・ケビン・ヒメネス(フィリピン)は46・9キロ、日本ユース同級タイトルマッチを行う王者の宮澤蓮斗(松田)は47・2キロ、挑戦者の北野武郎(大橋)は47・5キロで、それぞれパスした。 森は「バッチリです。心身ともに過去一の仕上がりです。サウスポー対策もしっかりやってきました」と自信をのぞかせた。2022年に日本王座決定戦で敗れ、昨年も日本王座に挑戦して敗れ、3度目の正直となるが「心の部分でもしっかりと、今までできなかったことをしっかり作り上げてきました。細かいところですが、もうちょっとできたな、もうちょっとあったなとか、いろんな視点で。リングで出ると思います」と、自身の成長に手応えを感じているようだった。 4試合目で初のタイトルマッチとなる松本は、日本人対決も10回戦も初めて。「まだ4戦目なんで、あっという間ですけど、しっかり準備してきたんで。(森の印象が)気持ちが強い選手というのは最初からは変わらない。それに向けて気持ちの面でも最後、上回る準備をしてきました」と落ち着いた口調で語り、「勝てればなんでもいいけど、流れの中で倒せるのなら早い回からねらっていく」と話した。 ◇ ◇ 石井は金髪にイメチェンして登場。21日の練習後に「気合を入れるために」染めたという。 ヒメネスの印象を「アマチュアやってたので、技術があってスピードもあって、けっこう思い切りのいい選手」と話しつつ、「もともとパンチがないと思っている。自分の距離でプレッシャーをかけて、相手のやりたいことをやらせない。向こうも僕のやりたいことをやらせないようにしてくるでしょうけど、そういう対策はできていると思う」と、攻略に自信を見せていた。