【K-1】横山朋哉の対戦相手が南米WGP王者に決定「間違いなく倒せる」(横山)、55kgトーナメントで璃明武の対戦相手が変更に
2024年7月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX』の記者会見が、6月11日(火)都内にて行われた。 【写真】璃明武の対戦相手はフェザー級王者・軍司とほぼ互角に戦ったマルティノスに 未定となっていたKrushスーパー・フェザー級王者・横山朋哉(リーブルロア)の対戦相手が、南米のWGP Kickboxingライト級(-60kg)王者カベロ・モンテイロ(ブラジル/CFHOUSE) に決定。 横山は、23年2月のKrushで元ムエタイ王者のペットサムイ・シムラに判定勝利し、6月のK-1では大岩龍矢と激しい打ち合いを制した。9月のK-1では、元K-1フェザー級王者・江川優生とのスーパーファイトで判定勝利。24年2月にKrushで髙橋直輝を判定で下して第12代Krushスーパー・フェザー級王者になったばかりだ。 対するモンテイロは、ドレッドヘアが特徴の“ブラジルのジョーカー”と呼ばれ、左右に構えをスイッチする変幻自在のスタイルで、5月に南米の『WGP』でKickboxingライト級(-60kg)王者になったばかり。スピードを活かした出入りの激しい動きで相手を翻弄し、突き刺すような左右のストレートからのヒザ蹴りが得意だ。宮田充Krushプロデューサーは「トリッキーな試合をする。パンチ良し蹴り良しで派手で面白い試合を見せる。候補が上がった中で面白いんじゃないか。WGPの強い推薦があったので決定した」と説明した。戦績は11章(4KO)4敗。 未知の強豪との試合が決まった横山は、「今回は、普通にKOで終わります。楽しみにしていいただけたらと思います」と意気込み。印象については「最初に会長から相手の写真を見せてもらった時に、“なんだこいつは?”と思いました。髪の毛が試合中に邪魔じゃないのかなと。それしかなかったです」とモンテイロの独特すぎる髪型に目がいったという。 「4年前の試合映像を見たらボンバーヘッドだったので、そっちのほうに目が行っちゃって試合は見れなかった。邪魔だろうなと思って。なんだろう、この髪型って。僕も、どういう髪型にするか考えちゃいました(笑)。まあ、個性があっていいのかな」と、とにかく髪型にしか印象が残らないと笑う。 選手としての印象は「気持ちの入っている選手で足技が多彩で淡々と攻撃をしてくる選手というイメージ」と分析し、「相手どうこうより僕の技術を伸ばして練習してきているので、相手が決まる・決まらないより倒す練習をずっとしてきました。それで相手が決まって、いつでも準備できていたのであとは倒すだけ。どんな技でも倒せるんですけど、また足技ですかね。70kgと55kgのトーナメントがあるので、それに負けないような試合をします」とKOでインパクトを残すと約束した。 「当日どういう頭で来るか分からないけれど、倒してもう日本に来たくなくさせてやりたい。南米王者というのでアジアとかじゃなく急に日本の反対の国から来るかって感じだったんですけれど、気持ちの強い選手なので心をへし折ってやろうと思います」と宣言。 Krush王者vs.WGP王者という王者対決になったことには「2月にKrush王者になって、王者としてただ強いだけじゃダメだし、ただ王者と言われるだけでは見てもらえない。王者として魅せ方にこだわっていきたい。王者として団体を背負っているので負けられない。60kgがなかなか目立っていない中でインパクトを与えて『横山がいるぞ』ってところを見せたい」とする。 そしてK-1で60kgの世界トーナメントを開催してもらうことが目標だとし、「世界一になりたくて格闘技を始めたので、それに向かってただ試合をするだけでは刺激が足りないし、世界一になるために魅せ方にこだわってインパクトある選手になりたい。僕一人でもいいけれど世界トーナメントで日本代表として試合が出来たらと思っています」と、日本を代表する選手になりたいと語った。 この言葉を受け、宮田Pは「堀口恭司選手が群馬発世界、立ち技は横山が群馬から世界へ。ここを足ががかりに世界展開もありますし、世界の相手と戦うのはもちろん海外を見据えた活躍を期待したい」と、海外でも活躍できる選手になってほしいとエールを送った。 また、「K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント」開幕戦でKrushスーパー・バンタム級王者の璃明武(=りあむ/K-1ジム総本部チームペガサス)と対戦が決まっていたルカ・チェケッティ(イタリア)の欠場が発表された。 チェケッティは練習で左太腿内転筋の筋断裂を起こし、2カ月安静の診断を受けて欠場に。代わってアンジェロス・マルティノス(ギリシャ/FFK-POLITIS TEAM) が璃明武と対戦することとなった。 マルティノスは、2023年9月のK-1横浜大会に初参戦をはたしたISKAの世界タイトルを保持するギリシャの若き実力者で、K-1フェザー級王者・軍司泰斗に0-2で判定負けを喫したものの、最後まで苦しめた強豪だ。軍司戦は57.5kgで試合をしているが、55kgまで絞れると参戦の名乗りをあげたという。 なお、今大会はK-1 WORLD GPミドル級王者の松倉信太郎(team VASILEUS)の出場も予定しているが、対戦相手は現在も調整中であることが合せて発表された。
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