1泊10万円! シルバー・ムーンに乗船して分かった「ラグジュアリー船」の7つの魅力と楽しみ方
◆魅力2:目が行き届き、チップ込みで純粋に心地よいサービス
1人のスタッフが担当するお客様の数が限られているラグジュアリー船は、目配りが十分に行き届いています。クルーズ代にチップが含まれているため、スタッフにチップを期待してサービスをするというマインドはありません。 純粋に「心地よいサービスを」というホスピタリティが随所で感じられ、どのスタッフも本当にいつも笑顔。 例えばレストラン。カジュアル船のスタッフは担当するテーブルが多く、とにかく忙しそう。声をかけそびれたり、お料理が出るのに時間がかかってしまうこともあります。 食後に普通のコーヒーではなくカプチーノが飲みたいと思っても、「ここにはないので、カフェに行ってください」という対応になることが多いです。 ラグジュアリー船では、グラスが空きそうになれば、次の飲み物のオーダーを聞きにきてくれます。レストランになければ、バーやカフェから要望に応じて運んできてくれます。 シルバー・ムーンを運行する船会社のシルバーシーでは「ノーと言わないサービス」をモットーにしています。 例えばシーフード&グリル「アトランティード」では、気に入った料理や食べたいものがあれば、事前に相談をすることで、その日のメニューにないものも用意をしてくれます。 筆者も最終日に、おいしいと評判のフォアグラのロッシーニをお願いしました。ちなみに料金はかかりません。 お部屋のクリーニングもしかり。 カジュアル船では順番に清掃をするため、在室時間とクリーニングのタイミングがかぶってしまうこともありますが(※融通は効きます)、ラグジュアリー船では乗客の行動を見て不在のうちにクリーニングを済ませてくれるので、帰ったらいつもきれいな状態で快適です。 カジュアル船では、スタッフ1人が担当する乗客数が多く、効率的に動くことが求められます。 また、収入の多くがチップという事情がサービスに影響することも。ラグジュアリー船では、時間・収入ともにスタッフ自身に余裕があることが、お客様へのサービスにつながるのだと感じます。