「伝統的酒造り」無形文化遺産へ ユネスコ委員会2日に開幕
ユネスコの無形文化遺産登録を審査する政府間委員会の会合が、パラグアイの首都アスンシオンで2日に開幕する。日本が申請した日本酒や焼酎などの「伝統的酒造り」は事前審査で登録勧告を受けており、議事が順調に進めば日本時間の5日午前にも登録が決まる見通し。過去に日本政府が申請した候補の登録勧告が覆った例はない。 伝統的酒造りは、カビの一種であるこうじ菌を使い、蒸したコメなどの原料を発酵させる日本古来の技術。日本各地の風土や気候に合わせて杜氏や蔵人らが手作業で洗練し、継承してきた。事前審査で「社会にとって強い文化的意味を持つ」などと評価された。