【陸上】女子10kmは大学2年生・谷純花が44分57秒で大幅自己新V「勝てたことが自信になった」/元旦競歩
◇第73回元旦競歩(1月1日/東京・神宮外苑絵画館20km競歩路コース) 一般女子10kmは谷純花(金沢学大)が44分57秒の自己ベストで優勝した。 元旦競歩の全種目優勝者をチェック! 序盤から23年世界選手権20km代表・梅野倖子(順大)に食らいつく展開だったが、残り1周で引き離した。「梅野選手と競り合う展開でしたが、絶対勝ちたいという思いでした」。これまでの自己記録は昨年2月のU20選抜競歩でマークした46分49秒で2分近く更新した。 「優勝できるとは思っていなくて……。昨年まではU20のカテゴリーで、今日からシニアのカテゴリーになるということで、新年最初のレースでシニアの選手に挑戦しようという気持ちでした」 富山・富山商高出身で、高校時代は中長距離がメイン。全国高校駅伝には3年連続で出場している。23年春に大学入学後、秋から競歩のレースに出始め、昨年の日本インカレ10000m競歩では3位を占めている。 競歩を始めて成長著しい谷。今大会には梅野のほか、23年ブダペスト世界選手権35km7位の園田世玲奈(NTN)ら実績のあるウォーカーも出場していた。谷は「勝負して勝てたことが自信になりました」と手応えをつかんだ様子だった。
月陸編集部