「ゾウは夫を踏みつけ投げ飛ばした」 これまで150人が死亡 森林開発と温暖化がもたらした危機 人間とゾウ「死ぬまで働かせる」虐待も
■監視カメラとAIでゾウを監視・追跡 悲劇を防ぐため、新たな対策も始まりました。 クイブリ国立公園では、ゾウを監視するカメラ28台を設置。 AI=人工知能を使ってゾウを自動的に検知・追跡するシステムも試験的に運用しています。 住宅地に向かうゾウがいれば、パトロール隊や近隣住民に無線や通信アプリで警告します。 RKB 村橋佑一郎記者 「いま赤外線のドローンを使ってゾウを探している」「2頭いる?2頭いるんだ」 取材中、すぐ近くに6頭のゾウが現われました。 パトロール隊が急行します。 RKB 村橋佑一郎記者 「大きな声を出してゾウを追い払っていますね」 ゾウを傷つけないように火薬で音を鳴らし、威嚇します。 ゾウの群れに襲われる危険もありましたが、6頭とも保護区に返すことができました。 ■ゾウと人間 危機からの共存へ ほかにも、保護区内に水場や草地を120か所以上つくるなど、環境整備を進めたことでゾウの被害は大幅に減りました。 クイブリ国立公園 アッタポン・パォオン 所長 「ゾウを適切に管理し、観光収入にもつながるシステムをつくることで、人々と共存できます。危機的な状況をチャンスに変える仕組みを広げていきたいです」 タイの飼育ゾウと野生ゾウを取り巻く多くの問題は、私たち人間が、自然や動物とどう向き合うべきなのかを問いかけています。
RKB毎日放送
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