「量刑はこれでいいのか」 遺族は複雑な思い 時速194キロ死亡事故 大分地裁「危険運転」認定し、懲役8年の判決
今回の判決を受けて、遺族は危険運転致死罪が認められた一方、懲役8年という量刑や、通行妨害目的が認定されなかったことに対して複雑な思いを抱えています。 【写真を見る】「量刑はこれでいいのか」 遺族は複雑な思い 時速194キロ死亡事故 大分地裁「危険運転」認定し、懲役8年の判決 (長文恵さん)「私が最初に闘ってきた危険運転致死罪で認められる判決になったということはとても大きなことだと思います」 判決を受けて、小柳さんの姉の長文恵さんは会見を開き、事故からきょう28日までの3年9か月間を振り返り、胸の内を明かしました。 長さんは「高速度の危険運転」が認められたことは一定の評価をしたものの、通行妨害目的が認定されなかったことや量刑については複雑な思いを抱えています。 (長文恵さん)「危険運転致死罪の意味そのもの、なぜこの法律が作られてきたのか悪質な故意犯を罰するためではなかったのかなと思うので、今後抑止にならなければならないという分では量刑はこれでいいのかというのはありますし、今後ゆっくり考えていきたい」 また、大分地検は「検察官の主張が一部受け入れられなかったことは遺憾であり、判決内容を詳細に検討し、上級庁とも協議のうえ、適切に対応したい」とコメントしています。 一方、過失運転致死の適用を主張していた被告の弁護側は「控訴するかしないかは差し控える。判決内容を精査する」としています。
大分放送