「ゾウは夫を踏みつけ投げ飛ばした」 これまで150人が死亡 森林開発と温暖化がもたらした危機 人間とゾウ「死ぬまで働かせる」虐待も
RKB毎日放送
古くからゾウが国の象徴として親しまれてきたタイで、「人間とゾウの共存」が大きな社会課題となっています。 【写真を見る】ゾウと人間の共存を模索するタイ 人に虐待される飼育ゾウ、そして人を襲う野生のゾウたちが自然との向き合い方を突きつけています。 ■約3800頭が飼育されているタイ 古くからゾウが国の象徴として親しまれてきたタイ。 国内で飼育されているゾウはおよそ3800頭で、観光客向けのキャンプは、世界全体の7割がタイにあるとされています。 アユタヤのゾウ乗り体験施設は、連日、多くの日本人観光客らでにぎわっています。 アユタヤエレファントキャンプ ナムティプ・ゲートゲォー マネージャー 「タイではゾウに乗ることは縁起が良いと考えられてきました。観光客はタイに来るとゾウのことを思い浮かべますし、私たちの文化の一つになっています」 しかし、近年は動物福祉の観点からゾウ乗り観光に対する批判の声も高まっています。 ■ゾウの調教「虐待」との批判も WAP=世界動物保護協会は4年前、観光施設のゾウ使いらが、人間を乗せるためにゾウに暴力的な調教を行っているとして「虐待行為だ」と警告しました。 WAPが公開した動画には、悲鳴をあげるゾウの様子が映っています。 こうした中、タイではゾウとの関わりや観光のあり方を見直す動きが広がっています。 ■100頭以上が暮らすゾウの保護施設 北部チェンマイで100頭を超えるゾウが暮らす保護施設「エレファント・ネイチャーパーク」。 観光地で酷使されたゾウが次々と運ばれてきます。 保護施設を創設したレック・セーンドゥアンさん 「このゾウは観光客を乗せるゾウで、先週まで働いていました。私たちが救助してあげないと死ぬまで働かせるだろうから助けることにしました」 施設を運営するためには観光収入を得る必要があるものの、ゾウ乗りや見世物のショーは行っていません。 RKB 村橋佑一郎記者 「観光客向けのツアーが行われていますが、自然に近い状態で生活しているゾウを間近でみることができます」
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