クレカ申請時に「現在の収入に基づく年収」の記入を求められました。“低年収”だとクレカが作れませんか?転職したばかりでボーナスも入ってきていません…
クレジットカードを作りたいと思ったとき「自分の年収でも問題なく作れるのか?」と不安になる人もいるでしょう。クレジットカードの申請をすれば誰でも作れるというものではなく、返済能力があるかどうかの審査が行われます。 特に「転職したばかりでボーナスがもらえていない」という状況でクレジットカードを申請する際、審査に通らない可能性を考えることもあるかもしれません。 本記事では、クレジットカードの審査に年収はどの程度関係するのかについて、詳しくご紹介します。 ▼勤続20年でも年収は「280万円」貯蓄も「30万円」しかないのは少なすぎ!? 転職したほうが良いの?
クレジットカードの審査は何を基準に行われるのか?
クレジットカードの審査基準はカード会社によって異なりますが、一般的には「属性情報」と「信用情報」がチェックされることが多いようです。「属性情報」とは申請者本人や家族の情報のことをいい、具体的には家族構成や住まいの状況・勤務先・勤続年数・雇用形態・年収などが挙げられます。 一方の「信用情報」とは借入金額や支払い状況・過去の支払い遅れなどのことで、クレジットカード会社が信用情報機関に照会を行って確認します。 「ある程度の年収がなければクレジットカードを作れない」と思っている人もいるかもしれませんが、実際のところ年収は目安の一つであり、それだけが判断基準となるわけではないようです。実際に、社会人になったばかりで収入実績がない人でも、勤務先などで判断してクレジットカードを持てるケースもあります。
年収が低いと利用限度額も低くなる?
クレジットカードには「利用限度額」が設定されているのです。利用限度額からまだ支払いが完了していない「利用残高」を引いた金額のことを「利用可能額」といいます。例えば、利用限度額が100万円のところ20万円を利用してまだ支払いが完了していない場合、80万円が利用可能額となります。 貸金業法第十三条二項では「過剰貸付け等の禁止」について、年収の3分の1を超える貸し付けが禁止されているため、年収も利用限度額を決める際の判断基準の一つにはなるようです。しかし、年収以外にも、申請者の職業や信用情報などを基に総合的に判断されることが多くなっているようです。