小池都知事が定例会見8月31日(全文1)プラスチックごみ削減のアイデア募集
家庭と仕事の両立支援推進企業登録制度をスタート
次のご案内でありますが、育児、介護、そして仕事を両立できる職場づくりということが必要とされておりますけれども、実際にこれらに取り組んでいる企業を対象にいたしまして、家庭と仕事の両立支援推進企業登録制度、これをスタートいたします。誰もが生き生きと活躍できる社会を実現する。まさしくダイバーシティという項目で何度も訴えをしてまいりました。そしてまた取り組みもしてまいりました。そういった社会をさらに実現するためには、育児、介護といったライフイベントでさえも働き続けられる職場環境が必要であります。そして充実した支援制度を持つ企業、制度を利用しやすい風土づくりに取り組む企業を、また応援すること、個人もそうですけども、やっぱり働いておられる企業そのものも応援をするということであります。 そこで、育児や介護と仕事の両立ができるような支援制度がそもそもその企業にあるか、それから実際に従業員の方がその制度を利用しているか。制度があっても使ってないとか、育児休業制度なんてその最たる例だったと思いますが、制度があるけど、そういう場合じゃないとか、首になっちゃうとか、いろんなことがこれまでいろいろありました。そういった幾つかのポイントを評価して、企業の取り組み状況を分かりやすく、これは星の数で見える化するという制度であります。 評価項目でありますが、育児と仕事の両立、それから介護と仕事の両立、それぞれについて、例えばお子さんが2歳を超えても育児休業をこの会社は取得、実際できますかと。それから育児や介護をしている従業員が使えるテレワーク制度を導入していますかとか、それから介護費用の一部を支援する制度がその会社、ありますかといったようなことを、幾つかチェックポイントを決めます。合計14項目、満点は20点で評価をいたします。 8割、つまり16点以上を取得した場合には、三つ星を獲得できるレベルといたしております。それで会社が実際どういう取り組みをやっているかっていうのが表示ですぐ分かると。この制度へ登録していただいた企業には、自社が一生懸命取り組んでおられるそのことをちゃんとお伝えすることも、都として後押しをする、そこで両立支援、推進企業マークというのをつくりました。こちらのマークであります。 左側が子供、右側はシニアの顔を配置いたしまして、その2つを支える両手が家庭と仕事の両立を力強くイメージしたものと思います。登録企業の皆さま方には、自社のホームページにこれをばんと貼っていただいて、そして従業員の名刺に刷り込むなど、活用の方法はそれぞれでありますけれども、いずれにしても人材の確保、それから働きやすい職場づくりのさらなる充実につながるものと思います。 都におきましてもこの登録企業を専用ウェブサイトやイベント、学生向けの情報誌などで紹介をしてまいります。求職者向けの企業説明会に参加いただく機会を設けてまいります。こうした取り組みを通じて企業の両立支援の取り組みをPRするとともに、採用活動を積極的に応援するということであります。ぜひ多くの企業にもご登録いただきたい。また、記者の皆さまは会社の担当者に、こういうのがあるけどうちはどうでしょうかって言って、迫っていただきたいというふうに思います。