ドラゴンズ 井上一樹新監督(53)「キーマンは石川昂、細川と言うと思ったでしょ?」 新春ドラゴンズ訪問
3年連続最下位のドラゴンズ、選手もファンも悔しい思いをしてきました。2025年シーズン、新生・井上ドラゴンズはどんな戦いを見せてくれるのでしょうか。新指揮官の胸中に迫りました。 【写真を見る】ドラゴンズ 井上一樹新監督(53)「キーマンは石川昂、細川と言うと思ったでしょ?」 新春ドラゴンズ訪問 Q.監督になって最初の新年を迎えました。今、どんな思いでいらっしゃいますか。 昨年の暮れに要請を受けまして、あっという間の2か月足らずでした。そんな中で年が明けるのが待ち遠しいのと、とうとう年が明けてしまったというような、何か不安な気持ちもありながら、どちらに転ぶかっていうのは自分次第かなと思いながら。そして選手たちは自主トレで一生懸命やってくれてるかなっていうね、そういうところもちょっと気になりつつのお正月みたいな感じですね。 Q.シーズンに入ると、ファンが一番気になるところは、今年は勝てるかどうかっていうところかと思いますが、勝つためには何が一番必要になってきますか レベルアップはもちろんですけどね。ただレベルアップを急激な形でできるかっていうとそうではないと思うんですよね。昨年から僕がずっとうたってきた「みんなで勝つんだよ」っていう、そして同じ方向を向いてっていうところ。統率力という部分で、みんなを同じ方向に向けることによって生まれる力を何とか出したいという気持ちはあります。そこでまず戦っていかなきゃいけないかなと思います。 ■いいところ取りの監督に Q.これまでいろんな監督のもとでプレー、そしてコーチをされてきましたけど、ご自身の中で理想像というか、監督像っていうのは浮かんでいらっしゃいますか。 いいところ取りをしたいですね。僕はまず星野仙一監督に拾われましたし、今では考えられないぐらいの厳しい環境の中で育ってきた。でもそれはそれですごく愛情を感じましたし、ユニフォームを着ているときと脱いだときのギャップといったところも、あれはあれでまた参考にしたい。その後は高木守道監督、落合博満監督、山田久志さんも、監督として携わりましたけども、それぞれやはり個性の豊かな方たちだったので。いいところ、そして「監督そうじゃないでしょう」というような部分もたくさん見てきたつもりなので、それをうまい具合に利用したいかなと思います。