ドラゴンズ 井上一樹新監督(53)「キーマンは石川昂、細川と言うと思ったでしょ?」 新春ドラゴンズ訪問
■肩を脱臼するほど喜んだ! 期待の新人 金丸投手 Q.新人ドラフト1位の金丸投手にはどういうことを期待しますか 僕も肩を脱臼しながら、釣り上げた選手ですから、期待は大きいです。ただ期待が大きい分、皆さんにお願いしておきたいのは、あまり騒ぎ立てて欲しくない。彼も真摯に野球に取り組んできて、アマチュア球界No.1左腕と言われるぐらいのところまで上り詰めた選手ですから、そこには期待します。ただ焦らせて、例えば、肩ひじ腰、膝とかそういったところに故障が出てしまうと、元も子もなくなってしまう。騎手で言うところの手綱を持たせてもらっている立場なので、そういったところの「いま行け!」「まだまだ」って言ったところをね、上手いこと出し入れしてあげたいかなと思います。 ■「キーマンは石川昂、細川」と言うと思ったでしょ? Q.今年の井上ドラゴンズの投手・野手のキーマンとなると、いかがでしょうか? ピッチャーでまず言いますと、まだまだ若手の部類ではありますけども昨年2桁勝ってくれた髙橋宏斗ですよね。昨年の実績を自信に変えて、「お前が中心で回っていくんだよ」というようなことは植え付けていきたいかなと思います。野手で言ったら、福永裕基ですかね。今ね、石川とか細川って言うと思ったんでしょ。本当にそこも期待はしていますけども、僕の中でのキーマンは福永かなと思っています。 Q.どういったところがキーマンと思っていますか 福永の場合は宏斗と同様、僕が2軍の方で春先は預かっていました。いいバッティングやいい走塁をしているけどもなかなか1軍に上がれないという場面の中でも、やはり自分の中では、すごくいい選手だなっていうふうに思っていた。それで途中から1軍に行った暁にはそれなりの数字を残しましたから。課題はまだまだ多いですけども1番、3番、5番、下手すれば僕の中で4番もありなのかなっていうぐらい。ユーティリティーに打順を打てるっていうところを考えるとキーマンなのかなって思いますね。 だから石川昂弥とか細川って言いたいとこですけども、石川と細川が1番打てますかとか、2番打てますかっていうレベルになるとちょっと難しい。福永だとその辺全部打てるので、彼をどこに置くかっていう意味ですごくキーになるのかなと勝手に思っています。